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ストア担当者のおすすめワイン 第1回アルカン

  • 2022.03.28

     

    TERRADA WINE MARKETでは、ワインのインポーターやワイン専門店など、各ストアの個性を生かしたワインをラインナップしています。この企画では、それぞれのストアを代表したプロの皆様からストアの魅力やおすすめワイン、ワインのプロが感動したワインとその思いを聞いていきます。

    第1回 ヨーロッパ輸入食材のパイオニア「アルカン」

    アルカンは、1980年より西洋料理食材をヨーロッパより輸入するパイオニアです。TERRADA WINE MARKETではシャンパーニュ ボランジェを始め、世界中から選び抜かれた生産者のワインを販売しています

    今回は、シャンパーニュ・ボランジェブランドアンバサダーの新保さんにお話しを伺います。 

    新保 知彦さん

    シャンパーニュ・ボランジェ ブランドアンバサダー。

    ラグジュアリーの世界で長くキャリアを歩んだ後、シャンパーニュの神様の微笑みを受け、ボランジェ・ファミリーの一員に。オープンマインドで寛容なメゾンのスタイルを伝える活動に尽力する日々。

    アルカンさんの強みを教えてください。

    「フランスとイタリアの現地スタッフが生産者と安定したパートナー・シップを築いており、ワインの輸入にも30年以上の歴史があります。ヨーロッパの伝統と文化を引き継ぐ家族経営のワイン生産者をはじめ、新世界のモダンなワイナリーまで、生産者のこだわりや情熱を感じて、納得いく品質のものだけを扱っています

    フランス、特にボルドーワインは創立当初より注力しております。当社パリ事務所のフランス人スタッフ及びワインの専門知識を有するスタッフが厳選して仕入れ、現在においても、5大シャトーをはじめとする実力と人気を兼ね備えたシャトーのワインを日本国内に供給しています。」

     ラインナップにどのようなこだわりがありますか?

    「TERRADA WINE MARKET限定でボルドーのプリムールやオーパス・ワンの予約販売を行っているほか、ブルゴーニュのドメーヌ・シャンソンの新ヴィンテージも毎年入荷前に事前に予約販売を行っております。」

     その中でもストアの一押し商品を教えてください。

    ラ・グランダネ2014です。

    この春、シャンパーニュ・ボランジェが満を持してリリースする2014年ヴィンテージの古樽発酵シャンパーニュです。 

    2014年は、奥深さとミネラリティが際立つとてもエレガントな仕上がり。著名なワインジャーナリストからは、2014ヴィンテージのシャンパーニュおいて、間違いなく傑作の1本というコメントもいただきました。フードペアリングにも抜群の相性を発揮しますので、繊細なお料理と合わせて、徐々に表情を変えていくラ・グランダネをじっくりお楽しみいただきたいと思います。樽発酵により、高い熟成ポテンシャルを誇るのもラ・グランダネの魅力の1つです。

     

    なるほど、ボランジェアンバサダーである新保さんらしいおすすめですね。せっかくなのでボランジェの魅力を教えていただけますか?

    「愚直なまでに真面目。シンプルかつ質実剛健。まさに創業以来、家族経営を頑なに貫くボランジェそのものを表す言葉だと思います。

    ボランジェを語る上で欠かせないのは、まず、シャンパーニュ地方1、2を争う黒ブドウ品種ピノ・ノワールの作り手であるということ。そして、専用職人が管理する木樽で長期発酵後、マグナムボトルで熟成させたリザーブワインです。

    ボランジェでは、ルミュアージュとデゴルジュマンを手作業で行う、伝統製法を守り続けています。樽発酵にこだわるメゾンだけに、専門の樽職人が常駐していますが、今もこの伝統を守っているのはシャンパーニュ地方ではボランジェだけです。ラ・グランダネ2014の美しいゴールド色の輝きは、ワインの完璧な熟成度と、高い醸造技術あってこそ成せる業です。」

    新保さんが感動したワインをひとつ、その理由とともに教えてください。

    「シャンパーニュ・ボランジェ スペシャル・キュヴェです。

    ブランドアンバサダーとして着任した2021年4月初日に、ワイン営業部の仲間たちから注いでもらったウェルカムシャンパーニュです。自身のキャリアにおいて、ラグジュアリー畑から舞台を本物のワイン・シャンパーニュ畑に移し、新たなチャレンジに取り組める喜びを噛み締める瞬間となりました。ふくよかで豊潤な味わいで、ノンヴィンテージの枠を遙かに上回るクオリティの高さに驚愕しました。」

     そもそも、新保さんとボランジェ出会いというのはいつなのですか?

    「わたしは、幼少期を英国で過ごしているのですが、英国王室主催の競馬の祭典「ロイヤルアスコット」をテレビ中継で見た記憶が未だに脳裏に焼きついて残っています。レースも好きでしたが、エリザベス女王が登壇する表彰式で勝者が高く掲げたボトルがボランジェだったのです。」

     では、スペシャル・キュヴェは新保さんがますますボランジェの虜になるきっかけにもなったのですね。

    「その淡い記憶が、今の自分にとって、ステキなご縁となって蘇りました。結果的に、私が人生で初めて見たシャンパーニュが、長い時間を経て運命の再会を果たすことになるとは思いもよらぬプレザントサプライズでした。」

     

    最後に、ご自身のセラーで熟成を楽しみにしているワインを教えてください。

    ボランジェR.D. 2007シャンパーニュ・ボランジェ 入魂の代表作です。R.D.とはRecemment Degorgeの略で「最近デゴルジュされた」という意味ですが、ラ・グランダネのアッサンブラージュがベースで、カーヴでの熟成期間が長く、「ぜいたくな時間」を費やして誕生するプレステージシャンパーニュです。

    ここで、シャンパーニュ・ボランジェの存在を確固たるものとした、偉大なる女性、マダム・リリー・ボランジェの名言をご紹介したいのですが

    ーー私は、幸せなときと悲しいときにシャンパンを飲みます。一人でいるときにも飲むし、友人といるときには飲むのは当たり前でしょう。あとはお腹が空いたときに、少しすするくらい。それ以外のときには、私はシャンパーニュには手を触れません。喉が渇いたときは別ですが。ーーー

    人生の傍らに置きたいシャンパーニュ。それがシャンパーニュ・ボランジェです。」

     

    英国王室御用達でジェームズ・ボンドも愛飲するシャンパーニュ・ボランジェ。

    We Are Bolly Family と宣言するシャンパーニュ・ボランジェの粋を、お気に入りのキュヴェからお楽しみください。

    記事著者

    • 寺田倉庫ソムリエチーム

      寺田倉庫専属ソムリエが皆様のワインライフの充実をサポートさせて いただいております。 ワインについてお困りごと等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。