ストア担当者のおすすめワイン 第2回WINE TO STYLE
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2022.05.02
TERRADA WINE MARKETでは、ワインのインポーターやワイン専門店など、各ストアの個性を生かしたワインをラインナップしています。この企画では、それぞれのストアを代表したプロの皆様からストアの魅力やおすすめワイン、ワインのプロが感動したワインとその思いを聞いていきます。
第2回 WINE TO STYLE
WINE TO STYLEは、2001年よりカリフォルニアに特化したワイン輸入業者として料飲店向けのワイン販売を開始したワインインスタイルを前身に持つインポーターです。TERRADA WINE MARKETではスクリーミング・イーグルをはじめとするカリフォルニアのアイコンワインを数多く販売しています。
今回は、WINE TO STYLEの登野原さんにお話しを伺います。
登野原 豊さん
JSA認定ソムリエ。レストランでサービスや調理を経験後、恵比寿のワインショップにてニューワールドワインのバイヤーを経て、2019年に入社。現WINE TO STYLEにてセールスマネージャーとして従事しています。最近は、新しいスタイルのカリフォルニアワインがマイブーム。
早速ですがWINE TO STYLEについて教えてください。
「もともとアメリカワインを専業としていた弊社なので、世界的にもアイコンとなっている生産者との強いパイプがあると共に、カリフォルニアワインの中でも歴史あるワイナリーをポートフォリオとして組んでいるので、お客様にも安心してご案内する事ができます。これまでの、アメリカ、チリ、アルゼンチン等、約430種の新世界ワインのラインナップに加えて、2022年3月にグループ会社と合併後、フランス、イタリアなど世界中のワインがポートフォリオに加わりました。今後は、ストアの商品も拡充させていきますのでご期待ください。」
それは楽しみですね!今後のラインナップにも注目ですが、今のストアの一押し商品を教えてください。
「今回の一押し商品は、マヤカマス・ヴィンヤーズとなります。カリフォルニアワインは、バックヴィンテージを市場で見かけること自体が非常に珍しいのですが、今回、特別にワイナリーや当社で独自に熟成させた状態の良いバックヴィンテージをご案内させて頂いております。」
マヤカマス・ヴィンヤーズについて、もう少し詳しく教えてください。
「マヤカマス・ヴィンヤーズは、カリフォルニア・ナパ・ヴァレーで1800年代に設立された老舗ワイナリーです。ナパのワインは、新樽、濃厚な果実味といったようなグラマラスなワインが多いのですが、このマヤカマスは、設立当初から現在まで一貫して、旧世界を想わせるバランスの良い果実味と綺麗な酸が特徴のワインです。さらに今回は貴重なバックヴィンテージをご案内させて頂きますので、是非、マヤカマスの綺麗に熟成した味わいを堪能して頂きたいです。」
マヤカマス・ヴィンヤーズといえば、2006年にパリ・テイスティングの30 周年記念のテイスティングで、1971年のカベルネ・ソーヴィニョンが見事3 位に輝きましたね。長期熟成が可能なポテンシャルを備えたワインだといえますね。
「一般的な酸度が低く、熟度が異常に高いカリフォルニアワインに比べると、ボルドーワインのように、果実味とフェノール、酸が下支えしているので、長期熟成する事でマヤカマスは、真価を発揮します。中でも個人的なおすすめは、2003年ヴィンテージです。2003年は、ヴィンテージ的にも素晴らしく、果実味も残っており、綺麗な熟成感もあり飲み頃を迎えつつあります。2005年は、少しまだ酸度があるので、もう数年熟成させて、バランスが良くなった時に、より美味しく頂けるかと思います。ちなみに、2001年のシャルドネも、酸度が高いマヤカマスだからこそ、熟成に耐えうるシャルドネですので、ブルゴーニュの古酒が好きな方におすすめです。」
登野原さんのおすすめ:マヤカマス カベルネ・ソーヴィニヨン マウント・ヴィーダー ナパ・ヴァレー [2003]
登野原さんが感動したワインをひとつ教えてください。
「Sandhi Chardonnay Santa Barbara County 2015
最近、久々にワイン会をした際に持参したワインです。カリフォルニアのシャルドネは、酸が低い場合が多く、ブルゴーニュのように綺麗に熟成する事は、難しかったりしますが、このワインは、冷涼なエリアのブドウを用いており、予想通りに綺麗に熟成していたので、とても感動しました。」
ご自身のセラーで熟成を楽しみにしているワインを教えてください。
「Peyre Rose Clos des Cistes 2002
前職の恩師に頂いた貴重なワインなので、恩師か私が夢を叶えた時に、開けたいと思います。
私たちWINE TO STYLEでは、“ワインは古来より家族・友人・人生の楽しみそのもの”という理念のもと、旧世界・新世界を代表するワインを、日本各地に広めていく活動を続けておりますので、このワインもそうした財産の一部になると感じています。このワインがピークを迎えるであろう2030年くらいまでには、二人で乾杯出来るとうれしいですね。」
今回は熟成がキーワードでした。ご紹介いただいたマヤカマス・ヴィンヤーズの他、スクリーミングイーグルのセカンド・フライトなど、多数の新着カリフォルニアが販売中です。状態の良いバックヴィンテージワインが適正な価格で手に入る機会はあまりありませんので、ぜひ、この機会をお見逃しなく。
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