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シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ グラン・クリュ 2016年

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TERRADA WINEからのコメント

創業1731年のブルゴーニュの名門ブシャール・ペール・エ・フィスが造るシャンベルタン。厳選したピノ・ノワールをフレンチオーク樽で10ヵ月から12ヶ月熟成。繊細な赤い果実や森下草のブーケ、エレガントでベルベットの様な口当たりと長い余韻が特徴です。

商品説明

1820年。アントワーヌ・フィリベールは、ルイ11世と12世が築いた15世紀の城「シャトー ド ボーヌ」を購入しました。このシャトーは、ボーヌの旧市街地を取り囲むぶ厚い城壁のすぐ内側にあり、現在、その地下には、広大な熟成庫が広がり、理想的な温度、湿度のもとで、数百万本ものワインが熟成の眠りについています。

中でも、見るものの目を驚かすのは、1846年のムルソー シャルムに始まる、数千本のオールド・ヴィンテージ・ワインの数々です。世界のワインファンから「ブルゴーニュの博物館」と呼ばれているこの蔵には、過去、多くの作家や芸術家、ワイン評論家か招かれ、その奇跡のような深みを供されてきました。

彼らが残した数々の記録こそ、偉大なブルゴーニュワインの驚くべき長寿さを証明する、何よりの証となっています。

こうして、ブシャール・ペール・フィス社の伝統は、実に9世代にわたって、ブシャール家の子孫に引き継がれてきました。

残念ながら、1970年代から80年代にかけて、ブシャール家は経営難に陥りましたが、1995年、救世主が現れます。シャンパーニュの名門「アンリオ」のオーナーであるジョセフ アンリオ氏が、その所有畑のポテンシャルの高さに注目し、経営を引き継いだのです。

アンリオ氏は、畑から醸造、貯蔵、瓶詰めにいたるすべての工程で大革新を行い、その品質をかつての名声の高みにまで、一気に引き上げました。同時にアントワーヌ・フィリペール以来の伝統路線に敬意を表して、ボンヌ・マールやクロ・ド・ヴィージョなどの優れた畑をさらに買い足し続けています。

積極的な設備投資

1. 新たにボルドーのタランソー社と共同でブシャール専用の樽製造の会社をボーヌに設立。完全な品質管理によるオーダーメイドの樽を調達。
2. 小型の最新型ステンレス発酵層を購入。これにより、収穫ブドウを細かく区画ごとに、その成熟度に応じて仕込むことが可能になる。
3. 完全温度管理のロジスティクスセンターを設立。ブシャール及びウイリアムフェーブルのワインのストックを一元化。完全な管理及び出荷体制が整う。
4. 2005年より新たな醸造施設が始動。老朽化が進んだ現在の施設を売却。深さ10メートルまで掘り下げ、年を通じて温度変化が極めて少ない理想的なカーヴを得る。これにより樽熟成の環境が整い、安定かつ長期の発酵と熟成が可能。


ナチュラルな栽培へ

1. 減薬農法(リュット・レゾネ)の実施。約30の畑に気象台設置し、24時間体制で畑の気象データを収集。地中の温度や湿度まで把握し病害が発生しそうな区画を予測。最低限の処理をその畑に施す程度にし、むやみに薬剤を使用することを控える。
2. 積極的な改植。多産系の苗木を老樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)といえども良質なクローンの若木に植え替える。安定した生産と畑の将来性を重視。



シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ グラン・クリュ 2016年 ブシャール・ペール・エ・フィス

粘土石灰質土壌畑で栽培している超厳選ピノ・ノワールをフレンチオーク樽で10ヵ月から12ヶ月熟成(新樽比率25%から30%)。繊細な赤い果実や森の下草のブーケ。エレガントでベルベットの様な口当たり。非常に長い余韻を備えた魅力的なヴォーヌ・ロマネ。