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【プリムール】シャトー・オー・バイィ 2020 | 6本セット・シャトーオリジナル木箱入り

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  • 配送料あり 税込み1円以上で配送料無料
  • 木箱保管可能
  • プリムール2020

ストアからの商品説明

・期間限定受注
・お届け予定:2023年(2年後)秋
・Score Robert Parker : WA96-98+, Jeff Leve : 97-99, Notes Jean Marc Quarin : 97, James Suckling : 95-96
・ボルドープリムール(新ヴィンテージ)
・6本セットですので、ワインの熟成による味わいの変化をお楽しみいただけます。
・シャトーオリジナル木箱入り
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シャトーオーバイィの歴史は古く、ピカデリーでワイン商を営んでいたニコラ・ド・ルバルドとフィルマン・ル・バイィの手により17世紀より始められました。転機が訪れたのは1955年、ベルギーのサンダース家が所有してから品質が向上、以降急激に評価を高めています。1998年には銀行家ロバート・G・ウィルマーズ氏が所有者となり、セラーを刷新し更に精度を高めました。現在はカルフォルニア大学のサンタ・クルーズ校でエコロジーを研究してきた息子クリス氏と前オーナー家出身で総支配人のヴェロニク・サンダース女史がシャトーを引き継いでいます。

オーバイィを語るうえで特に重要なのが、テロワールです。周辺で最も高い丘の頂に位置し日当たりも水捌けも良い素晴らしい立地条件に恵まれ、更に全体の15%を樹齢100年の古樹が占めます。フィロキセラの害を逃れ、純粋なフランス産の台木ブドウ栽培において、グイヨ・プサールという古い剪定方を採用し樹液の循環を高めています。収穫は全て手摘みで行われ、タンクはステンレスとコンクリートを使い分け、その後 樽発酵。品種ごとに熟成させてからブレンドを行い再び樽に戻し、新樽率50%にて約16ヶ月の熟成を経て濾過処理を行わず瓶詰めされます。

現オーナーの父ロバート・ウイルマーズは、更なる品質向上の為 2017年にセラーを刷新することを決断、2020年秋に完成しました。ドーム状のセラーの屋上には空中庭園が設けられシャトーと葡萄畑の広がる自然の景観に溶け込んでいます。コンクリート、オーク材、ガラス素材を使用して建造された建物の3分の2は地下にあり熱調整システムで温度管理され、床面積は2000平方メートルに及びます。地上階には50-200ヘクトリットル容量の56基の発酵タンクが配置され、地下には900樽を収容できる貯蔵庫が構えられました。区画別の醸造がより正確になることでさらなる品質の向上を期待させます。


◆ヴィンテージ情報
2020年ヴィンテージは、春先10日間の雨量は記録的であったもののミルデューからは逃れ、夏場は50日間を超す間の雨量はわずか5ミリ。更に40度を超す熱波に見舞われましたがシャトーオーバイィは地下に蓄積された水分と粘土質の土壌によって畑の緑は保たれました。その結果、2018年のような凝縮感と2019年のようなエレガンス感の両面を兼ね備えバランスの良い仕上がりになっています。
カベルネ・ソーヴィニヨン 52%、メルロ 42%、カベルネ・フラン 3%、プティ・ヴェルド 3%
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「プリムール」とは
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前年に収穫された葡萄がワインとなり、まだ樽で熟成されている段階で生産者が愛好家へ販売することをプリムールと呼びます。

このボルドーの伝統的な商習慣によって、生産者であるシャトーは、2年後に瓶詰して商品を出荷する前にワインを販売することでキャッシュフローを改善でき、愛好家の皆様はシャトーからの一番出し価格でワインを確保することができます。一般的にプリムールの流通ではシャトー→ネゴシアン→インポーター→卸業者→小売店を経由して愛好家の手元へと届きますが、1880年創業のルグランではグループ内に自社のネゴシアンを持っているため、シャトー→ルグラン→愛好家という最短経路にてお届けすることが可能です。またボルドーには常時4名のスタッフが在住し、シャトーからの情報をいち早くお皆さまへお届けいたします。
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◆2020年ヴィンテージの特徴-総評-
昨年はコロナ禍の中大幅に遅れてのスタートとなったプリムールキャンペーンでしたが、今年は例年通り5月中旬からの開始されました。
待ちに待った2020年ボルドーですが、2018年、2019年に肩を並べる3年連続の偉大なヴィンテージ「トリロジー」を形成しそうな気配です。

収穫前年の冬から春先までは、稀に見る温暖な天候が続いたため葡萄の生育サイクルが早く、例年より2-3週早く芽吹きが開始。

春から初夏にかけては例年以上に雨が多く気温も高かったためベト病が発生し、生産者は対応に追われました。特に有機栽培を採用しているシャトーではその対応に悪戦苦闘した時期となりました。6月後半になると一転、暑く非常に乾燥した天候が7月まで続きます。排水性に優れた畑では葡萄に水分ストレスが掛かりましたが、春先に多く降った雨が地中に蓄えられていたおかげで、葡萄は順調に生育しました。8月に多少の雨に見舞われましたが全般的に暑く乾燥し、葡萄は見事に色づきました。

収穫期の9月もまた晴天に恵まれ乾燥し、日中は暑くなることもありましたが夜間は涼しく、フレッシュさを保ちながら完熟した葡萄が収穫されました。

夏から収穫期までの続いた乾燥した天候の結果、葡萄の水分が蒸発したために果皮が厚く果汁の少ないヴィンテージとなり、収量は例年以下にまで減少。
タンニンや色素は例年以上、糖度は2015年や2018年並みとなり、フレッシュな酸が例年以上に保たれたのが特徴的です。

結果2020年ヴィンテージは色調が深く凝縮感を備えかつフレッシュ感がある、よりクラシックなヴィンテージ、比べるならば偉大なヴィンテージである2015年や2016年を連想させます。

2020年ヴィンテージはテロワールの保水性が鍵となり、粘土などの保水性の高いテロワールを持つシャトーに注目。暑さと乾燥に強いカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランの出来栄えも見事です。10月は十分な湿度が保たれたため貴腐菌の発生に最適な環境となり、ソーテルヌ、バルサックの甘口白ワインにも偉大なヴィンテージとなりそうです。

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・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。
・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。
・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します
※価格は、フランスからの各種輸入費用を含めた総額表示です。
 詳しくはショップページを確認ください。
※写真はイメージです。ヴィンテージは商品名にてご確認ください。