「神に愛された村」ヴォーヌ・ロマネ
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2021.03.01
ヴォーヌ・ロマネは、「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」、「神に愛された村」と称えられ、世界有数のワインの一つ、ロマネ・コンティを擁するアペラシオンです。赤ワインの銘醸地が揃うコート・ド・ニュイ地区の中央に位置し、ヴォーヌ・ロマネ村とフラジェ・エシェゾー村から成るこの珠玉のアペラシオンは、中世から現在に至るまで数多くの人々を魅了し続けています。
最大の特徴は8つのグランクリュを有している点。「ヴォーヌ・ロマネに平凡なワインはない」と言われるほど、その優れたテロワールから優雅さと気品に溢れたワインが数多く生産されています。
ロマネ・コンティ:周囲をすべてグラン・クリュに囲まれた日当たりの良い東南東の向きの畑。まさにブルゴーニュの頂点といっても過言ではありません。
ラ・ターシュ:ラ・グランド・リュの南に接し、その力強い味わいに「ロマネ・コンティの腕白な弟」という異名もつけられている魅力的なワインの生まれる畑です。
ラ・グランド・リュ:ロマネ・コンティとラ・ターシュの間という絶好の場所に位置しており、AOC法設立時は一級畑でしたが1992年に特級に昇格しています。
リシュブール:南側がロマネ・コンティに隣接する偉大な特級畑。表土の薄い土壌がワインに複雑な要素を与え、濃密で力強い味わいに仕上がります。
ラ・ロマネ:僅か0.85haというフランス最小のグラン・クリュ。東はロマネ・コンティ、北はリシュブールが隣接し、かつて、ロマネ・コンティとラ・ロマネは同じブドウ畑であったとも言い伝えられています。
ロマネ・サン・ヴィヴァン:フランス革命まで修道院が所有していたロマネ・コンティとリシュブールの斜面下部に位置した畑。標高が低く、白亜が豊富な土壌が特徴です。
エシェゾー:コート・ド・ニュイ地区の中では2番目に大きく、ヴォーヌ・ロマネに所属する11区画が集合した畑です。標高、傾斜、土壌などテロワールの差異によりワインの質も様々と言われています。
グラン・エシェゾー:エシェゾーに接し、クロ・ド・ヴージョに隣接する畑です。D.R.C.をはじめトップ生産者の確かな品質のワインが手に入ります。
ブルゴーニュにお出かけの際は、ディジョンからボーヌに向かうバスがおすすめです。
地元の通勤・通学の足にも利用されているため、途中で学生が乗降することも多いですが、名だたるグラン・クリュを間近に見ながら約1時間の小旅行が楽しめます。
愛好家垂涎のグラン・クリュはもちろん、プルミエ・クリュ、抜群のコストパフォーマンスの村名ワインまで、この機会にヴォーヌ・ロマネの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
※地図の出典 Bourgogne‐wines.jp
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