TERRADA WINE STORAGE ボトル保管プランは、お客様のワインライフをより豊かにするために様々なオプションサービスをご用意しております。
今回は、自宅にいながら保管中のワインの状態をチェックできる「状態チェックオプションについてご紹介します。

状態チェックオプションとは、1本550円で申し込むことができる、TERRADA WINE STORAGEボトル保管プラン限定のオプションです。

専門知識を持つスタッフが、吹きこぼれの有無とコルクの状態を1本ずつ確認し、360°写真を撮影します。
評価結果をマイページ上にアップすることで、お客様にワインの状態をお知らせいたします。

オプションに適したワインやおすすめする理由などを詳しくご紹介してまいりますので、ぜひご覧ください。

目次

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  1. 状態チェックオプションをおすすめする理由
  2. 状態チェックオプションの利用をおすすめするワイン
  3. 状態チェックオプションとは
  4. 【期間限定/無料】状態チェックオプションお試しキャンペーン

状態チェックオプションをおすすめする理由

数年前に預けたあのワイン、今どうなっているかな?と気になることがありますよね。
定期的に状態を確認するのも、熟成を待つ間の楽しみの一つです。

しかし「ワインは生き物」とよく表現されるように、そのワインが熟成によってどう変化するかは、たとえプロであっても確実に予想することが難しいのです。

まずは、状態チェックオプションをおすすめする理由をご説明します。

ワインの熟成においては必ず劣化のリスクがある

ワインはワインに適した環境下で保管することで、劣化のリスクをできる限り抑えながら理想的な熟成をさせることができます。

しかし、どれだけ適切な条件のもとで保管をしていても、劣化が起きてしまう可能性があることを理解しておく必要があります。

例えばワイナリーでボトリングされた時点で液体やコルクに良くない菌が付着してしまっていたり、日本に輸入されるまでにわずかな時間でも温度変化にさらされてしまったりしたワインは、劣化し始めるタイミングが早まることが予想されます。

さらに、そもそも長期熟成向きに造られていないワイン、熟成のピークを超えてしまったワインは、それ以上長く保管すればするほど、劣化が進行してしまいます。

TERRADA WINE STORAGEではワインの熟成に最適な環境を用意しておりますが、それでも、ワインにネガティブな変化が起こってしまう可能性がございます。

せっかく保管し始めたワインが完全に劣化して飲めなくなってしまう前に、状態を把握し、必要であれば早めに取り出すことをお勧めします。

ワインの外観から飲み頃や劣化の有無を判断できる場合がある

ワインは開栓して飲んでみない限り、正確にそのワインが良い状態であるかどうかを判断することは難しい場合が多いです。

しかし、ワインの外観からも飲み頃や劣化の有無など、ワインの状態を知る手がかりを得られることがあります。
確認すべきポイントを順にご紹介します。

吹きこぼれ(液漏れ)の有無

コルクの淵から液体が漏れ出ている状態を指します。

ワインは温度変化に敏感であるため、夏場など、気温が高い時期に起こりやすい現象です。
ボトル内の温度が上昇することで液体が膨張し、コルクが押し上げられるとともに液体が零れ出るのです。

液漏れが見受けられた場合、そのワインが瓶詰め〜出荷、市場での販売などを経て購入され、手元に届き保管をする。この一連の流れの中で、急な温度変化にさらされた可能性があります。

液漏れをしている時点でもう飲むことができない程に味わいが劣化している、とは一概には言えませんが、十年単位での長期熟成には向かないと判断し、早めに飲むことをおすすめします。

コルクの凹凸

キャップシールの上からでも確認が可能です。
コルクが隆起している場合、吹きこぼれの場合と同様に、どこかのタイミングでワインの置かれた環境の温度が急激に上昇した可能性があります。

ワインはもともと温度変化に弱いお酒ですが、高温にさらされた場合は液体が膨張し、コルクが押し上げられる場合があるのです。

コルクが沈下している場合は、経年や細菌汚染、乾燥などによるコルクの弾力低下やひび割れが疑われます。
また、温度の低下によってコルクが収縮し、下方へ沈んでしまう可能性も考えられます。

この事象の場合も、既に明らかに劣化していると判断するのは早いかもしれませんが、早めに飲むことをおすすめします。

液面の低下

液面の低下はワインが熟成する過程において自然な変化であるといえますが、劣化が起こっている場合はその変化が極端なものになります。

コルクの弾力が失われ、ボトルとの間に隙間が生まれることで液体が蒸発したり、酸化が急速に進んだり、また、温度変化によるコルクの隆起・沈下によって液体が外へ漏れることで内容量が減る場合もあります。

以下を目安の基準として、目減りが自然なものであるかどうかを確認してみてください。

  • ボトムネック:10年以上経過しているワインの場合は理想的な液面
  • トップ・ショルダー:15年程度経過したワインの標準的な液面
  • アッパー・ショルダー:20年以上経過したワインであれば問題なし
  • ミッド・ショルダー:コルクが多少なりとも劣化しており、それなりのリスクがあると判断される。30~40年経過しているワインであれば珍しくない液面の高さ
  • ロー・ショルダー:リスクの高いボトルで、一般的には避けるべき

以上のとおり、購入してすぐに適切な保管庫で保管したワインであっても、劣化の可能性があること。
また、開封前でも飲み頃や劣化の有無を確認できる場合があること。

これらの理由から、状態チェックオプションの活用をおすすめします。

状態チェックオプションの利用をおすすめするワイン

それでは、どのようなワインに状態チェックオプションを利用すると良いか、詳しく解説します。

古いヴィンテージのワイン

ワインの熟成について

ワインには賞味期限は設けられておらず、抜栓前のワインには、腐るという概念がありません。
適切に保管されている場合に限りますが、ワインはボトル内で腐るのではなく、熟成されていきます。

時間の経過とともに酸味やタンニン(渋み)などの成分が、旨味を感じられる成分へと変化していき、より深みある香り、味わいを備えて本来の魅力を発揮するのです。

しかし、ヴィンテージが古くなるにつれて、植物性のコルクの状態は劣化し、液体内ではタンニンや酸味の成分が弱まっていきます。
同時に、ピークの超過や劣化のリスクが高まっていくのです。

実際に、これまで状態チェックオプションのお申し込みが最も多かったのは、1999年よりも前のヴィンテージのワインです。

少なくとも保管し始めてから2年・5年・10年くらいで状態を確認するのが望ましいですが、そもそも古いヴィンテージのワインは、これ以上に細かな刻みでチェックすると安心です。

オークションへ出品予定のワイン

オークションではラベル汚損の有無や液面の低下など、ワインの外見が取引価格に大きく影響することがあるため、出品前に状態をチェックすることは非常に重要です。

特に液面の低下はワインの状態を判断するうえで非常に重要な手がかりとなり、重要な情報として確認・明記され、取引の価格にも大きく反映されます。

「同じワインを複数本預けており、それぞれの状態を見て最も良さそうなものを取り出したい」「出品前にラベルや液面の確認をしておきたい」という方は、ぜひ状態チェックオプションをご活用ください。

大事な場面で飲む予定のあるワイン

保管サービスから取り出して、いざ抜栓。
口に含んでみたら劣化していておいしく飲むことができない…。

このような状況を避けるために、パーティやお祝いの場、贈答用などの大切な場面で使うワインは、まずは事前に外観を確認しておきましょう。

また、当社で販売を行うボルドー・プリムールにおいては、その時の最新のヴィンテージを手に入れていただくことになるので、飲み頃を迎えるまで、長いもので20年~30年以上かかることもあります。

お子様の生まれ年や結婚記念日などの節目で飲むことを想定し購入される方も多いと思います。
こちらもぜひ、定期的に状態を確認してください。

状態チェックオプションとは

最後に、状態チェックオプションについてもう少し詳しくご説明します。

こちらのオプションでは、専門知識を持つスタッフが、吹きこぼれの有無とコルクの状態を1本ずつ確認し、360°写真を撮影します。
そして以下の結果をマイページ上にアップすることで、お客様にワインの状態をお知らせいたします。

①ボトルの360°写真
②吹きこぼれの有無
③コルクの状態

お申し込み後数週間で、マイページ>STORAGE>ワイン一覧 より、状態チェックオプションの結果を確認することができます。
状態チェックが完了したワインには、上画像のようにアイコンが表示されます。

マイページから結果を確認できる

状態チェックを完了後、ワインの詳細画面にて、外観から認識できる情報(吹きこぼれ有無、コルクの凹凸やロウキャップの状態)をお知らせいたします。

撮影されたボトルの360°写真を確認できる

該当の実施結果をクリックいただくと、360°から撮影された画像のポップアップが開かれます。
拡大やドラッグ操作をしていただくことで、ボトル全体の様子を見ることができます。

ワインの熟成には多くの時間を必要とします。
熟成させた時間が長ければ長いほど、自然と期待も高まるもの。

しかし、その間にワインには様々な変化が起こります。
状態チェックオプションで定期的にワインの状態を確認してみてはいかがでしょうか。

【期間限定/無料】状態チェックオプションお試しキャンペーン

さらに今なら、状態チェックオプションを無料でお試しいただけるキャンペーンを開催中です。

キャンペーン概要

期間2025年10月1日(水)~31日(金)お申し込み分まで
特典状態チェックオプションが無料
※通常料金:550円/1本
対象保管期間が2年以上のワイン
適用本数1アカウントあたり5本まで
適用条件
&
注意事項
預け入れ日が2023年9月30日以前のワインが対象※です
・先着1,000本限定です。上限に達し次第、キャンペーンを終了させていただきます
・1アカウントあたり5本まで無料でご利用いただけます
・通常はお申し込みから2週間以内にチェックが完了いたしますが、お申し込み状況によっては最大2か月程お時間を頂戴する場合がございます
・保管期間が2年未満のワインへのお申し込みや、上限数を超過後にお申し込みいただいた場合は期間内であっても有償対応とさせていただきます

※預け入れ日の調べ方
TERRADA WINEへログイン>マイページ>STORAGE>オプション>状態チェック とお進みいただき、「絞り込み」にて預け入れ日を「2023年9月」以前に設定してください。

本キャンペーンは、預け入れ日が【2023年9月30日以前】のワインが対象です。
お申込み前に必ずご確認をお願いいたします。

この機会にぜひ、保管中の大切なワインの状態をじっくりご確認ください。

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記事著者

寺田倉庫ソムリエチーム

寺田倉庫専属ソムリエです。 ワインの購入から保管まで、みなさまのワインライフをサポートさせていただきます。ワインについてお困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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