フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌ地区に位置するヴォルネイ(Volnay)は、隣接するコート・ド・ニュイ地区の最高峰赤ワインと比較して、上質でありながらも日々の食卓や特別なひとときに合わせやすい「比較的手頃な価格」で世に出される産地として広く知られています。

また、白ワインの偉大な銘醸地がひしめく同地区にあって、ヴォルネイは「赤ワインの生産だけ」が正式に認められているというアイデンティティを持っています。

品質と価格の素晴らしいバランスを保ち続けるヴォルネイの魅力を、本コラムで深く紐解いていきましょう。

目次

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  1. ヴォルネイの特徴とは?
  2. ヴォルネイの主な格付け
  3. ヴォルネイの選び方
  4. ヴォルネイを保管する際のポイント
  5. ヴォルネイのワインを購入・保管するなら「TERRADA WINE」

ヴォルネイの特徴とは?

栽培面積の半分を優良な一級畑が占めるテロワールの特徴から、若き日の瑞々しいアロマ、そして熟成によって開花する深みと長期熟成のポテンシャルまで、ヴォルネイが世界を魅了し続ける理由を分かりやすく紐解いていきましょう。

赤ワインのみ造られている

ヴォルネイでは、ピノ・ノワールから造られる赤ワインのみの生産が認められています。
白ワインの銘醸地が多いコート・ド・ボーヌ地区において、これは非常に珍しい特徴です。

また、村全体のブドウ栽培面積の約半分という高い割合を一級畑(プルミエ・クリュ)が占めており、村全体が優れたポテンシャルを持った傑出した名醸地であることを物語っています。

香りが美しい

ヴォルネイのワインは、その美しく華やかな香りで知られています。

若いうちは、チェリーやラズベリーを思わせる生き生きとした赤系果実に、スミレの花のような繊細なアロマが漂います。
それが歳月を経て熟成するごとに、熟したプルーンやブラックベリー、さらにはクローヴなどの複雑なスパイスの香りが重なり、より深みのある官能的なブーケへと進化していきます。

繊細な味わいの中に力強さも秘めている

口当たりは若いうちからまろやかで控えめな印象があり、一般的にはコート・ドール(黄金丘陵)の赤ワインの中でも比較的「早熟(若いうちから美味しく飲める)」なワインとして知られています。

しかし、決して軽いだけのワインではありません。

高品質な銘柄は、豊富な果実味の中に心地よくほどよい酸味をしっかりと備えています。
こうした上質なワインは、熟成によってさらなる凝縮感と複雑さが増していくため、美しい変化を遂げる長期熟成にも十分に耐えうる芯の強さを秘めています。

ヴォルネイの主な格付け

ヴォルネイの格付けにおける最大の特徴は、最高峰の「グラン・クリュ(特級畑)」が存在しない点にあります。

しかし、それに劣らぬ品質を誇る「プルミエ・クリュ(第一級畑)」が数多く存在し、そのテロワールはエリアごとに異なる個性を備えています。
ボトルラベルに「村名+畑名」で刻まれる、ヴォルネイの一級畑について詳しく見ていきましょう。

ポマール側

北隣のポマール村に隣接するエリアで、「フレミエ」や「シャンラン」などがその代表格です。

ポマール特有の粘土質土壌の影響を強く受けているため、ヴォルネイの中でも特に力強いスタイルに仕上がります。
骨格を形成するがっちりとしたタンニンが特徴で、芯のあるしっかりとしたワインが生み出されます。

市街地付近

ヴォルネイの村の周囲に広がる中心的なエリアです。
「クロ・デ・シェーヌ」や「タイユピエ」といった、ヴォルネイを代表する名高い畑が数多く集まっています。

傾斜のある石灰岩質の土壌がもたらすミネラル感が際立っており、非常に洗練されたエレガントな味わいと、美しい酸が調和したワインが生まれます。

市街地から南側(ムルソー側)

南隣のムルソー村へと続くエリアで、「サントノ」などが代表的です。

白ワインの銘醸地であるムルソーに隣接していながら、このエリアの特定の区画は赤ブドウの栽培に最適な土壌(粘土石灰質)を持っており、ヴォルネイのプルミエ・クリュとして認められます。
豊かな果実味となめらかなテクスチャーを兼ね備えた、ふくよかで芳醇なスタイルのワインが特徴です。

ヴォルネイの選び方

非常に繊細なピノ・ノワールが造られるヴォルネイは、選ぶ銘柄によって様々な表情を見せてくれます。
最高の一本に出会うためには、造り手の哲学や畑ごとのテロワール、そしてヴィンテージの個性を知ることが鍵となります。

ここでは、ヴォルネイのワインを選ぶ際に注目したい4つのアプローチをご紹介します。

ドメーヌ(生産者)で選ぶ

ヴォルネイのワインを選ぶ上で、最も重要と言えるのが「ドメーヌ(生産者)」です。

ヴォルネイはテロワールが繊細であるからこそ、ブドウの栽培方法や醸造プロセスといった造り手の哲学や技術によって、仕上がりの味わいに大きな差が生まれます。

まずは現地や専門家からの評価が安定している名門・実力派ドメーヌに注目して選ぶのが、好みの味わいに出会うための確実な近道です。

格付けで選ぶ

予算やシーンに合わせて「格付け」で選ぶのも賢い方法です。

最高峰のグラン・クリュ(特級畑)が存在しないヴォルネイにおいて、ワインの品質の頂点となるのが、ラベルに「1er Cru(プルミエ・クリュ/一級畑)」と記載されたボトルです。

これらは特級畑に劣らぬほどの非常に高い品質を誇りながらも、ブルゴーニュの他の名醸地の特級畑に比べて手に届きやすい価格であるため、格別な満足感を得られます。

畑(クリマ)で選ぶ

自分の好みに合わせた「畑(クリマ)名」で選ぶと、ヴォルネイの深掘りがさらに愉しくなります。

一級畑のなかでも、力強いポマール側、洗練された市街地付近、ふくよかなムルソー側など、エリアによって個性が明確に異なります。

さらに「クロ・デ・シェーヌ」や「サントノ」といった特に評価の高い代表的な畑を知ることで、その日の気分や料理に完璧に調和するスタイルを見つけ出すことができます。

ヴィンテージ(収穫年)で選ぶ

ピノ・ノワール本来の「エレガントさ」を追求するヴォルネイは、その繊細さゆえに、収穫年の天候の影響をダイレクトに受けやすい側面を持っています。

ただし、ブルゴーニュワインは「古いヴィンテージほど上質」とは一概に言えません。

若いうちから華やかな果実味を愉しめる早熟な年か、あるいはじっくり寝かせて複雑味を堪能したい作柄の年か、ご自身の味わいの好みに合わせて収穫年を選ぶのが理想的です。

ヴォルネイを保管する際のポイント

温度変化を避ける

ヴォルネイの最大の魅力は、「香水のように繊細で華やかな香り」にあります。

しかし、この美しくデリケートなアロマは非常に熱に弱く、一度でも高温にさらされてしまうと、その瑞々しさや本来の輝きは二度と元には戻りません。

熱による劣化を防ぎ、ヴォルネイが持つ気品ある香りを美しい状態で保つためには、年間を通じて温度変化が少なく、常に涼しい場所(定温)で大切に保管することが何よりも重要です。

ヴォルネイのワインを購入・保管するなら「TERRADA WINE」

プレミアムワインを多く取りそろえるTERRADA WINE MARKETでは、ヴォルネイのワインもご用意しております。

また、こちらでご購入されたワインはTERADA WINEの倉庫でそのまま長期保管することも可能です。

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  1. 希少銘柄の会員限定販売
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ヴォルネイをはじめ、ブルゴーニュワインのご購入・保管にお困りの際はぜひ、TERRADA WINEのサービスのご活用をご検討ください。

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記事著者

寺田倉庫ソムリエチーム

寺田倉庫専属ソムリエです。 ワインの購入から保管まで、みなさまのワインライフをサポートさせていただきます。ワインについてお困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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ブルゴーニュ

フランスの北東部に南北に細長く位置するブルゴーニュは、高級ワインを産出する銘醸地。
特級畑を多く有するコート・ド・ニュイ地区を含む6つの地区からなっており、プレミアム・ワインとしては、赤ワインではロマネ・コンティ、白ワインではモンラッシェと名の付く銘柄が特に有名です。