セカンドワインは「セカンドラベル」「セカンド」などとも呼ばれ、ワイナリーのフラッグシップワイン(ファーストラベル)よりも手ごろにそのワイナリーのエッセンスをたのしむことができることで人気を集めます。

また、すべてのワイナリーがセカンドラベルを造るわけではなく、ファーストラベルよりも生産数が少ないこともあるため、愛好家の間でも根強い需要があります。
具体的にどのようなものをセカンドワインと呼ぶのでしょうか。
その魅力やメリットについても詳しく説明していきます。
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目次
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セカンドワインとは?

セカンドワインの定義
セカンドワインとは、一般的にワイナリーが造る「ファーストワイン」の基準に達しなかったブドウ/ワインで造られたものを指します。
そもそもファーストワインとは、単体で「ファーストワイン」と呼ばれることはありませんが、各ワイナリーが最上位として位置づける最高品質のワインのことを指します。

ワイナリーにより基準は異なりますが、ブドウの選定から醸造、熟成に至るまで厳しい基準を設けており、収穫から発酵・熟成などのあらゆる過程で、その基準に基づき選別が行われています。
セカンドワインは、この過程でファーストワインの基準に達しないものを使用し、仕立てられたワインであると言えます。
また、ファーストと全く同じ醸造過程と採って造られますが、使用しているブドウの樹齢が若い場合や、畑が異なりセカンドとして造られるなど上記とは他のパターンもあります。
セカンドワインとファーストワインの主な違い

セカンドワインとファーストワインの主な違いは「目的」と「コンセプト」であると言え、これらが異なる場合は使用するブドウや熟成方針なども変わってきます。
【セカンドワインとファーストワインの違い】
| セカンドワイン | ファーストワイン | |
| コンセプト | ファーストワインの製造スタイルの通りに造りつつ、親しみやすい味わいで提供する | シャトーの最高品質を体現する看板ワイン |
| 目的 | 選別で外れたロットを活かし、品質と価格のバランスを整えたワインを提供する | シャトーの威信をかけ、最上のブドウと技術で造り上げる |
| 使用するブドウ | 樹齢や畑・土の質などのテロワールがファーストワインの基準に満たないブドウ | 最高区画で比較的樹齢の高いブドウを厳選 |
| 熟成方針 | 若いうちから楽しめる設計 | 長期熟成を前提に設計 (10〜20年以上) |
| 樽の使い方 | 新樽比率は低い傾向にある 果実味重視でやわらかいスタイル | 新樽比率が高い傾向にあり、複雑・重厚で力強い |
| 価格 | 比較的お手頃 | 生産量が少なく価格は高価になりやすい |
セカンドワインが生まれた理由

セカンドワインが造られるようになった理由、目的は主に2つ挙げられます。
- 経営面
厳しい条件下で造るが故に生産量が限られ、また、毎年必ず市場に出せるとも限らないファーストワインだけでは、収入が安定しません。
また、熟成期間を長く必要とすることで、その期間はそのヴィンテージでの収入が得られないという場合もあります。
更に、セカンドワインを生産することで、ファーストへは使うことができなかったロットのブドウ/ワインも無駄なく販売でき、収益の向上や安定につながるというメリットがあります。
サードラベルまで生産している生産者もいます。 - ファーストワインの品質向上
上述の通り、セカンドワインがあることで、生産者は妥協することなくファーストワインのための選別を行うことができます。
セカンドワインの存在が、ワイン造りの、ファーストワインの品質と希少性をさらに高めているとも言えます。
なぜセカンドワインが注目されるのか?魅力とメリット

前章では生産者/ワイナリー目線でセカンドワインについてご説明しましたが、次に消費者にとってのメリットや魅力をご紹介します。
品質が良い
セカンドワインは一般的に、ファーストワインと同じ区画のブドウを用い、同じ醸造チームによって造られます。
よって、ワイナリーの技術やノウハウはセカンドワインにも反映されていると言えます。

ファーストワインの厳しい基準から外れたものとはいえ、あくまで「ファーストワインの基準に合わない」というだけであり、ワインのポテンシャルは高いのです。
並のワイナリーのファーストワインを越えるセカンドワインもあると言われています。
若いうちから楽しめる
ファーストワインの多くは長期熟成を前提としており、飲み頃を迎えるまでに時間がかかりますが、セカンドワインは、リリースから比較的早い段階(数年程度)で飲み頃を迎えることが多いです。
(※5大シャトーのセカンドワインなどは数十年ほどの熟成に耐えうるポテンシャルを備えています。)
価格が比較的お手頃

ファーストワインの中には、1本数十万円、時には数百万円の値がつくものもありますが、セカンドワインであれば、ファーストワインの数分の1の価格でリーズナブルに購入することが可能です。
憧れの生産者のワインを、比較的手が届きやすい価格で楽しむことができます。
注目されているセカンドワイン一覧
5大シャトーのセカンドワイン

通称「5大シャトー」は、フランス・ボルドー地方・メドック地区のメドック格付け第1級の称号が与えられたワインで、世界中のワイン愛好家の憧れの的となっています。
シャトーそれぞれがセカンドラベルを生産しています。
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド(シャトー・ラフィット・ロートシルト)
セカンドワイン: カリュアド・ド・ラフィット
シャトー・マルゴー
セカンドワイン: パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
シャトー・ラトゥール
セカンドワイン: レ・フォール・ド・ラトゥール
シャトー・オー・ブリオン
セカンドワイン: ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
シャトー・ムートン・ロスチャイルド(シャトー・ムートン・ロートシルト)
セカンドワイン: ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロスチャイルド
ボルドーのセカンドワイン

5大シャトー以外にも、ボルドーには数多くの優れたセカンドワインが存在します。
中でも「スーパーセカンド」と呼ばれる、第1級に迫る評価を受ける有名シャトーのセカンドワインは狙い目と言われています。
シャトー・コス・デストゥルネル
セカンドワイン: パゴド・ド・コス
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ
セカンドワイン: ラ・クロワ・ド・ボーカイユ
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド
セカンドワイン: レゼルヴ・ド・ラ・コンテス
オーパス・ワンのセカンドワイン

オーパス・ワンはアメリカ・カリフォルニアを代表する、高品質なフルボディの赤ワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのブドウ品種がブレンドされており、タンニン(渋み)が豊富なスタイルです。

ボルドー・メドック格付け第1級、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、カリフォルニアワイン界の重鎮、ロバート・モンダヴィ氏が妥協を許さず品質を追求し生み出した銘柄です。
セカンドワイン: オーヴァーチュア
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また、TERADA WINEのサイトから購入したワインをTERADA WINEの倉庫で長期保管することも可能です。

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