ワイン愛好家やワインコレクターにとって、ワインを最高の状態で楽しむためには、適切な温度での保管が欠かせません。
ワインの保存温度は、ワインの品質や味わいに直結する要素であり、適切な温度管理はワインの熟成や風味を最大限に引き出すために重要です。

この記事では、なぜワインの保管時に温度が大切なのかについて詳しく解説し、さらにワインの種類別に適した温度や便利なアイテムについても紹介します。

ワインの保管に温度が大切な理由と種類別の味わいの特徴

ワインの保管に温度が大切な理由

美味しさや香りを楽しむために適切な温度でワインを保管する

ワインを楽しむ上で重要なのは、その美味しさや香りを最大限に引き出すことです。
適切な温度でワインを保管することで、ワイン本来の味わいを存分に楽しむことができます。

温度はワインの品質に直接的な影響を与えやすい

  • 保管する温度が高すぎた場合の影響
    ワインを高温で保管すると、ワインの味わいが酸味や苦味が強くなり、果実味や芳香が失われてしまうことがあります。
  • 保管する温度が低すぎた際の影響
    ワインを低温で保管すると、ワインの味わいが鈍くなり、風味が不足しやすくなります。

温度が不安定な状態で保管した場合も、ワインの味わいに影響が出ることもある

温度が不安定な状態でワインを保管すると、ワイン内部の細菌が繁殖しやすくなります。
これによって雑味や不快な臭いが発生することがあります。

ワインの劣化を防ぐため急激な温度変化や高温での保管は避ける

ワインは急激な温度変化や高温にさらされると、劣化が進みます。
ワインの酸化や味わいの変化を防ぐために、安定した温度環境を保つことが必要です。
温度変化や高温を避けるためには、適切な保管場所やアイテムの利用が重要です。

ワインの種類別の味わいの特徴

ワインの種類によって味わいが異なります。以下に、主なワインの種類とその味わいの特徴を紹介します。

白ワイン

一般的には、フルーティーで軽やかな味わいが特徴です。
爽やかな酸味やフルーツの香りが楽しめます。
白ワインは冷やして飲むことが多いため、適切な冷却方法にも注意が必要です。

赤ワイン

一般的には、フルボディで濃厚な味わいが特徴です。
タンニンや濃い果実味があり、熟成によって深みが増します。
赤ワインは常温で飲むことが一般的ですが、温度管理には注意が必要です。

スパークリングワイン

一般的には、爽やかな酸味と豊かな泡立ちが特徴です。
フレッシュで華やかな味わいがあります。
スパークリングワインは冷やして飲むことが多いため、適切な冷却が重要です。

ロゼワイン

白ワインと赤ワインの特徴を兼ね備えています。
軽やかな味わいでありながら、白ワインのようなフルーティーさや赤ワインのようなコクがあります。
ロゼワインは冷やして飲むこともありますが、個々のワインに合った温度管理が求められます。

ワインの味わいは生産地や生産者、年代などによっても変わりやすいです。
同じ種類のワインでも、生産地や生産者の個性、年代によって味わいに違いが現れます。
ワインを楽しむ際には、その特性を理解し、適切な温度での保管を心がけましょう。

【種類別】ワインを保管する際の適正温度

ワインの種類ごとに適正温度は異なります。
正しい温度で保管することで、ワインの味わいや品質を最大限に引き出すことができます。
以下は一般的なワインの種類別における適正温度の目安です(※数値は参考値です)。

白ワイン

白ワインは7〜13℃程度を目安にして冷暗所で保管します。
保管温度が高すぎると、味が劣化してしまうことがあります。
適切な温度で保管することで、フルーティーで爽やかな味わいを楽しむことができます。

赤ワイン

赤ワインは13〜18℃程度を目安にして涼しい場所で保管します。
保管温度が高いと、酸味が強まり、果実味が失われる可能性があります。
適切な温度で保管することで、濃厚でコクのある味わいを楽しむことができます。

スパークリングワイン

スパークリングワインは6〜10℃程度を目安にして低温で保管します。
保管温度が高いと、泡立ちや風味が損なわれることがあります。
冷蔵庫などで保管することがおすすめです。

ロゼワイン

ロゼワインは白ワインと同様に、7〜13℃程度を目安にして冷暗所で保管します。
赤ワインに近い性質を持つため、保管温度が高いと酸味が強まり、果実味が失われる可能性があります。
白ワインの軽やかさと赤ワインのコクを楽しむことができます。

ワイン の温度管理に便利なアイテム

ワインの保管方法は様々ですが、自宅でワインを保管する際に便利なアイテムがあります。

ワインクーラー(ワインセラー)

温度コントロール機能が付いた専用のワインクーラーを使用すると、ワインの保管温度を簡単にコントロールできます。
適切な温度環境を保ちながら、ワインを長期保存や熟成することができます。

温度コントロール機能のある冷蔵庫

ワインの保管に適した温度帯に調整できる冷蔵庫を使用することもおすすめです。
温度コントロール機能がある冷蔵庫を使用すると、手間をかけずに温度管理を行うことができます。
一般的な冷蔵庫で保存する場合は、ワインを置く位置を注意しましょう。
上段や奥方に位置する場所は温度が低くなりやすいため、下段に位置する場所や野菜室などにワインを置くと良いでしょう。

温度計

ワインを保管する場所の温度を正確に測るために、温度計を使用しましょう。
温度計を使うことで、ワインの保管環境の温度管理を確実に行うことができます。
正確な温度管理は、ワインの品質を維持するために重要です。

ワインバッグ

外出先でワインを持ち運ぶ場合は、保冷機能のあるワインバッグを使用することをおすすめします。
ワインバッグには保冷材が内蔵されており、ワインを一定の温度で保ちながら持ち運ぶことができます。
これにより、ワインの品質を保ちながら、移動中に楽しむことができます。

ワインの種類別の適正温度を守りつつ、適切なアイテムを使用することで、ワインの味わいや品質を最大限に引き出すことができます。
是非、これらのアイテムを活用して、美味しいワインを楽しんでください。

「TERRADA WINE」を活用したワインの長期保管

セラーのイメージ

これまでワインの種類別の適正温度やワインの温度管理に便利なアイテムを紹介してきましたが、加えて未開封のワインを長期保管する場合におすすめのサービスとして「TERRADA WINE」をご紹介します。

「TERRADA WINE」は、ワイン愛好家やコレクターにとって最適なサービスです。ご自宅のワインはもちろん、TERRADA WINEのサイトから購入したワインも、専用の倉庫で長期保管することができます。これにより、ワインセラーや冷蔵庫の限られたスペースを気にすることなく、ワインを最適な環境で保存できます。

TERRADA WINEの倉庫は、温度管理や湿度管理が徹底されており、ワインの品質を最大限に保つための環境が整っています。また、セキュリティ対策も万全であり、安心してワインを預けることができます。

未開封のワインを長期保管する際には、TERRADA WINEのサービスを活用して、ワインの品質を確保してはいかがでしょうか。

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記事著者

寺田倉庫ソムリエチーム

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