【プリムール】シャトー・ポンテ・カネ [2025] 750ml / Chateau Pontet-Canet | 3本セット・シャトーオリジナル木箱入

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  • プリムール

ストアからの商品説明

・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬
・WA 98-100点 (ワイン・アドヴォケイト)
・JS 97-98点(ジェームス・サックリング)
・AG 97-99点 (アントーニオ・ガッローニ)

・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。
・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。
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・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。
・写真はイメージです。

特級格付け第五級でありながら、近年その品質、評価、そして発信力において、すでに格付けという枠組みを超越した存在、それがシャトー・ポンテ・カネです。シャトー・ムートン・ロートシルトの真正面という、ポイヤックでも屈指のテロワールに畑を構えるこのシャトーは、長い歴史を持ちながらも、現オーナーアルフレッド・テスロンの登場によって劇的な飛躍を遂げました。大胆な設備投資、厳格な収量制限、畑の再構築、そして醸造哲学の抜本的な見直し、そのすべてが、ポンテ・カネを“第五級”から、“格付けそのものを問い直す存在”へと押し上げたのです。特に2004年、格付けシャトーの中でもいち早くビオディナミへ転換したことは、ボルドー全体に大きな衝撃を与えました。馬による耕作、500番・501番調剤、ハーブティーや植物抽出液による樹勢管理、土壌との共生を目指すカバークロップ、ポンテ・カネは単なる有機栽培ではなく、畑そのものをひとつの生命体として捉える哲学を実践しています。2025年も、スギナ、イラクサ、タンポポ、カモミール、ヤロウなどを用いた煎剤とティザンヌが年間を通じて使われていいます。

そして2025年、ポンテ・カネはこの哲学を象徴する言葉として、「自然が駆け抜ける年」というメッセージを掲げました。冬は例年より穏やかで、4月は雨に恵まれたスタート。しかし4月末以降、天候は一変し、わずか4か月で降雨量は僅か96mmという極めて乾燥した夏へと移行します。ポンテ・カネのチームは、樹勢を守るため葉量を抑え、果実を“日陰で熟させる”という高度なキャノピーマネジメントを徹底。経験に裏打ちされた畑仕事によって、極端な乾燥を見事にコントロールしました。メルローは8月末にはすでに完熟し、9月2日、ポンテ・カネ史上最も早い収穫が始まります。その後、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、そして最後のプティ・ヴェルドまで、9月23日に収穫が完了しました。2025年のアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー39%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%。熟成は、新樽50%、コンクリート・アンフォラ35%、1年使用樽15%という、今やポンテ・カネを象徴するスタイルで行われます。セラーで掲げられた唯一のルールは、“果実を尊重し、決してやり過ぎないこと。「2025年はピジャージュを一切行わず、必要最低限のセニエのみ。天然酵母、酸素管理、発酵管理のすべてを精密に調整し、畑で育まれた果実の純粋性を守り抜いた」とコメントしています。グラスから立ち上がるのは、カシス、ブラックチェリー、スミレ、杉、黒鉛、砕いた砂利、そしてポンテ・カネならではの土の生命力を感じる複雑なニュアンス。口に含むと、果実は驚くほどジューシーでピュア、タンニンは緻密かつシルキー。そしてフィニッシュには、ムートンの向かいという偉大なテロワールと、20年以上にわたるビオディナミの哲学が静かに、しかし力強く刻まれています。もしメドックの格付けが現代に再構築されるならば、ポンテ・カネが第五級に留まることは決してないでしょう。2025年は、そのことを改めて確信させる、まさに“自然と人が共鳴した”偉大なヴィンテージなのです。

【2025年ボルドー総評】
「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」

2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。

2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。

2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。

左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。

また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。

2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。

ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。

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