ボルドー・プリムール メドック格付1級シャトーワインの商品一覧
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【プリムール】シャトー・マルゴー [2025] 750ml / Chateau Margaux | 3本セット・シャトーオリジナル木箱入
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283,800円
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税抜258,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
- 生産者
- シャトー・マルゴー
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 97-100点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 98-99点(ジェームス・サックリング) ・AG 97-99点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・マルゴーは、メドック格付け第1級です。5大シャトーの中で"最もエレガント"と言われ、「女王」と呼ばれ愛される偉大なワイン。華やかで優美な香り、力強いタンニンをともなったボディとエレガントさが魅力です。 ルイ15世の愛妾デュ・バリー、アーネスト・ヘミングウェイ、チャップリンを始め、歴史の舞台や小説にも登場するほど世界から愛されるシャトー・マルゴー。1855年のパリ万博から名声を博したマルゴーですが、19世紀後半にはべと病被害、1930年代の世界大恐慌をはじめ、苦難の歴史もありました。しかし、1976年にシャトーを買い取ったメンツェロプーロス家が大改革を行います。ボルドー大学の醸造学者エミール・ペイノーを技術顧問に迎え、1978年ヴィンテージはシャトー・マルゴーの名声を取り戻しました。アンドレ・メンツェロプロス氏から継承したコリーヌが1980年からマルゴーを牽引し、2023年には若きアレクシスがCEOにつきました。醸造責任者はマルゴーの飛躍に多大なる貢献を果たした故ポール・ポンタリエの下で学び、ナパのイングルヌックから復帰したフィリップ・バスコール。気候変動によりワイン造りが刻々と変化して行く中で、新世界で培った経験とシャトーマルゴーの叡智を融合させて、シャトー・マルゴーの新しい歴史を刻んでいます。 華やかで優美な香り、力強いタンニンをともなった滑らかなボディが世界のワイン愛好家を魅了し続けます。熟成により、さらに豊かでバランスのとれた深みのある味わいになるマルゴーは、飲み頃を待つ楽しみも広がります。 そして2025年。このヴィンテージは、歴史的に優れた年とされる“5の付く年”(1985、1995、2005、2015)に連なる、卓越した品質を示す年となりました。春は穏やかでバランスに優れ、過不足のない理想的なスタートを切り、萌芽および開花はいずれも例年より約1週間早く進行。開花は非常に均一かつ迅速で、不作要因となる花振るいやミルランダージュも見られず、極めて健全な生育が維持されました。初夏以降は降雨量が少なく乾燥した状態が続き、水分ストレスが徐々に進行。8月には顕著な熱波が到来し、成熟は加速しましたが、8月末から9月初旬にかけて約60mmの降雨がもたらされ、水分バランスが回復。この降雨が気温の低下とともに成熟を整え、フレッシュさと均整のとれたスタイルを形成する重要な要素となりました。収穫は早めず、完熟、特にフェノール成熟の到達を待つという判断のもとで行われ、結果として理想的な熟度のブドウが丁寧に摘み取られました。 2025年は極端な乾燥により収量が22hl/haと過去100年でも最低水準のひとつとなり、生産量は平年の半分強にとどまりました。当初はグラン・ヴァンへの比率が高まると見込まれていましたが、最良区画の品質があまりにも際立っていたため、厳格な選別が行われ、最終的にシャトー・マルゴーに使用されたのは全体のわずか37%にとどまりました。アッサンブラージュはカベルネ・ソーヴィニヨン89%、メルロー6%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%。グラスからは、力強く複雑なアロマが広がり、果実の純度と奥行きが際立ちます。口に含むと、クリーミーかつベルベットのような質感を伴った凝縮した果実が広がり、きめ細かく密度の高いタンニンが骨格を形成。タンニンはシルキーでありながら深く、ワインに独自の個性と卓越した長さを与えています。 シャトー・マルゴー2025。それは、凝縮と繊細さ、力強さとエレガンスという相反する要素が極めて高次元で融合したヴィンテージ。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・マルゴー [2025] 750ml / Chateau Margaux | シャトーオリジナル木箱入
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94,600円
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税抜86,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
- 生産者
- シャトー・マルゴー
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 97-100点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 98-99点(ジェームス・サックリング) ・AG 97-99点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・マルゴーは、メドック格付け第1級です。5大シャトーの中で"最もエレガント"と言われ、「女王」と呼ばれ愛される偉大なワイン。華やかで優美な香り、力強いタンニンをともなったボディとエレガントさが魅力です。 ルイ15世の愛妾デュ・バリー、アーネスト・ヘミングウェイ、チャップリンを始め、歴史の舞台や小説にも登場するほど世界から愛されるシャトー・マルゴー。1855年のパリ万博から名声を博したマルゴーですが、19世紀後半にはべと病被害、1930年代の世界大恐慌をはじめ、苦難の歴史もありました。しかし、1976年にシャトーを買い取ったメンツェロプーロス家が大改革を行います。ボルドー大学の醸造学者エミール・ペイノーを技術顧問に迎え、1978年ヴィンテージはシャトー・マルゴーの名声を取り戻しました。アンドレ・メンツェロプロス氏から継承したコリーヌが1980年からマルゴーを牽引し、2023年には若きアレクシスがCEOにつきました。醸造責任者はマルゴーの飛躍に多大なる貢献を果たした故ポール・ポンタリエの下で学び、ナパのイングルヌックから復帰したフィリップ・バスコール。気候変動によりワイン造りが刻々と変化して行く中で、新世界で培った経験とシャトーマルゴーの叡智を融合させて、シャトー・マルゴーの新しい歴史を刻んでいます。 華やかで優美な香り、力強いタンニンをともなった滑らかなボディが世界のワイン愛好家を魅了し続けます。熟成により、さらに豊かでバランスのとれた深みのある味わいになるマルゴーは、飲み頃を待つ楽しみも広がります。 そして2025年。このヴィンテージは、歴史的に優れた年とされる“5の付く年”(1985、1995、2005、2015)に連なる、卓越した品質を示す年となりました。春は穏やかでバランスに優れ、過不足のない理想的なスタートを切り、萌芽および開花はいずれも例年より約1週間早く進行。開花は非常に均一かつ迅速で、不作要因となる花振るいやミルランダージュも見られず、極めて健全な生育が維持されました。初夏以降は降雨量が少なく乾燥した状態が続き、水分ストレスが徐々に進行。8月には顕著な熱波が到来し、成熟は加速しましたが、8月末から9月初旬にかけて約60mmの降雨がもたらされ、水分バランスが回復。この降雨が気温の低下とともに成熟を整え、フレッシュさと均整のとれたスタイルを形成する重要な要素となりました。収穫は早めず、完熟、特にフェノール成熟の到達を待つという判断のもとで行われ、結果として理想的な熟度のブドウが丁寧に摘み取られました。 2025年は極端な乾燥により収量が22hl/haと過去100年でも最低水準のひとつとなり、生産量は平年の半分強にとどまりました。当初はグラン・ヴァンへの比率が高まると見込まれていましたが、最良区画の品質があまりにも際立っていたため、厳格な選別が行われ、最終的にシャトー・マルゴーに使用されたのは全体のわずか37%にとどまりました。アッサンブラージュはカベルネ・ソーヴィニヨン89%、メルロー6%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%。グラスからは、力強く複雑なアロマが広がり、果実の純度と奥行きが際立ちます。口に含むと、クリーミーかつベルベットのような質感を伴った凝縮した果実が広がり、きめ細かく密度の高いタンニンが骨格を形成。タンニンはシルキーでありながら深く、ワインに独自の個性と卓越した長さを与えています。 シャトー・マルゴー2025。それは、凝縮と繊細さ、力強さとエレガンスという相反する要素が極めて高次元で融合したヴィンテージ。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・オーブリオン [2025] Chateau Haut Brion | 3本セット・シャトーオリジナル木箱入
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234,300円
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税抜213,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
- 生産者
- シャトー・オーブリオン
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 91-93点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 94-95点(ジェームス・サックリング) ・AG 点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・オーブリオンは1855年のメドックの格付けで唯一メドック以外の地区から第一級に格付けされたシャトーです。その歴史はローマ帝国の時代にまで遡り、中世には既に卓越したワインを生み出すシャトーとして世に広く知られていました。 18世紀末、当時の駐仏大使で後に初代アメリカ大統領となるトマス・ジェファーソンがシャトーを訪問し、その素晴らしさに感銘を受けルイジアナの自宅に6ケースのオーブリオンを持ち帰った逸話は特に有名です。1935年ニューヨークの銀行家クラレンス・ディロンがシャトーを買収、1983年にはオーブリオンの向かいに位置し、オーブリオンとその出自を共にしていたラミッション・オーブリオンを傘下に収めています。現在はその曾孫にあたるルクセンブク皇太子プリンス・ロベールが、傘下に納める全シャトーを統括。そのワイン造りは3世代に渡ってオーブリオンを支えてきたデルマス家の3代目ジャン・フィリップ・デルマスが担っています。 シャトー・オーブリオン、シャトー・オーブリオン・ブラン、シャトー・ラミッション・オーブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン・ブラン、これに2011年に加わったクイントゥスが、オーブリオンの哲学であるエキイブレ(均衡)、コンプレシテ(複雑さ)、エレガンス(優雅さ)を保ちながら、同じチームによって生み出されています。 そして2025年。このヴィンテージは、極端な気候条件の中で「純度と静謐な力強さ」を見事に描き出した年となりました。干ばつを伴う厳しい環境のもとでブドウは小粒となり、収量は限られながらも極めて高い潜在力を蓄えました。収穫は早期に開始されながらも乾燥の影響によりゆっくりと進行し、忍耐強い判断のもとで最適な熟度を見極めることが重要となりました。コントラストに富んだ一年でありながら、その結果は比類なき品質へと結実し、シャトー・オー・ブリオンの歴史の中でも特筆すべきヴィンテージへと向かっています。収穫は白ワインが8月14日から21日、赤ワインが9月1日から18日にかけて行われました。 2025年のアッサンブラージュは、メルロー62%、カベルネ・ソーヴィニヨン26.2%、カベルネ・フラン11.8%。アルコール度数は約13.05%。新樽比率は59%で、精密かつ抑制の効いたスタイルが追求されています。 グラスから立ち上がるのは、控えめで非常に洗練されたアロマ。次第に花のニュアンスが広がり、黒系果実やチェリー、さらにはユーカリのような爽やかな香りが重なります。口に含むと、ワインは驚くほど精密で、緻密に編み込まれた構造がしなやかに広がります。中盤にはフレッシュな果実味が現れ、繊細なタンニンが全体にエネルギーと躍動感を与えます。やがて味わいは球体的に広がりながら、力強さと持続性を伴って展開し、圧倒的な長さをもつフィニッシュへと続きます。 シャトー・オー・ブリオン2025。それは、エレガンスと深み、静かな力強さと限りない余韻が共存するヴィンテージ。時を超えて存在し続けるこのシャトーの本質を、純粋かつ精密に映し出した一本です。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・オーブリオン [2025] Chateau Haut Brion | シャトーオリジナル木箱入
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78,100円
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税抜71,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
- 生産者
- シャトー・オーブリオン
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 91-93点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 94-95点(ジェームス・サックリング) ・AG 点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・オーブリオンは1855年のメドックの格付けで唯一メドック以外の地区から第一級に格付けされたシャトーです。その歴史はローマ帝国の時代にまで遡り、中世には既に卓越したワインを生み出すシャトーとして世に広く知られていました。 18世紀末、当時の駐仏大使で後に初代アメリカ大統領となるトマス・ジェファーソンがシャトーを訪問し、その素晴らしさに感銘を受けルイジアナの自宅に6ケースのオーブリオンを持ち帰った逸話は特に有名です。1935年ニューヨークの銀行家クラレンス・ディロンがシャトーを買収、1983年にはオーブリオンの向かいに位置し、オーブリオンとその出自を共にしていたラミッション・オーブリオンを傘下に収めています。現在はその曾孫にあたるルクセンブク皇太子プリンス・ロベールが、傘下に納める全シャトーを統括。そのワイン造りは3世代に渡ってオーブリオンを支えてきたデルマス家の3代目ジャン・フィリップ・デルマスが担っています。 シャトー・オーブリオン、シャトー・オーブリオン・ブラン、シャトー・ラミッション・オーブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン・ブラン、これに2011年に加わったクイントゥスが、オーブリオンの哲学であるエキイブレ(均衡)、コンプレシテ(複雑さ)、エレガンス(優雅さ)を保ちながら、同じチームによって生み出されています。 そして2025年。このヴィンテージは、極端な気候条件の中で「純度と静謐な力強さ」を見事に描き出した年となりました。干ばつを伴う厳しい環境のもとでブドウは小粒となり、収量は限られながらも極めて高い潜在力を蓄えました。収穫は早期に開始されながらも乾燥の影響によりゆっくりと進行し、忍耐強い判断のもとで最適な熟度を見極めることが重要となりました。コントラストに富んだ一年でありながら、その結果は比類なき品質へと結実し、シャトー・オー・ブリオンの歴史の中でも特筆すべきヴィンテージへと向かっています。収穫は白ワインが8月14日から21日、赤ワインが9月1日から18日にかけて行われました。 2025年のアッサンブラージュは、メルロー62%、カベルネ・ソーヴィニヨン26.2%、カベルネ・フラン11.8%。アルコール度数は約13.05%。新樽比率は59%で、精密かつ抑制の効いたスタイルが追求されています。 グラスから立ち上がるのは、控えめで非常に洗練されたアロマ。次第に花のニュアンスが広がり、黒系果実やチェリー、さらにはユーカリのような爽やかな香りが重なります。口に含むと、ワインは驚くほど精密で、緻密に編み込まれた構造がしなやかに広がります。中盤にはフレッシュな果実味が現れ、繊細なタンニンが全体にエネルギーと躍動感を与えます。やがて味わいは球体的に広がりながら、力強さと持続性を伴って展開し、圧倒的な長さをもつフィニッシュへと続きます。 シャトー・オー・ブリオン2025。それは、エレガンスと深み、静かな力強さと限りない余韻が共存するヴィンテージ。時を超えて存在し続けるこのシャトーの本質を、純粋かつ精密に映し出した一本です。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・ムートン・ロスチャイルド [2025] Chateau Mouton Rothschild | シャトーオリジナル木箱入
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84,700円
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税抜77,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 97-99点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 99-100点(ジェームス・サックリング) ・AG 96-98点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 1853年に名家“ロスチャイルド家”のイギリス分家に属するナタニエル・ド・ロスチャイルド男爵が、ポヤック村のこの地に所有権を得て“ムートン・ロスチャイルド”が誕生しました。 1855年のメドック格付けにおいて、特級格付け第2級に甘んじましたが、1973年に永年の多大な努力によりイメージ向上が尽力、第1級の昇格を実現し、現在はボルドー左岸・5大シャトーの一翼を担っているフランスを代表する生産者です。1945年より毎年異なる芸術家に描いてもらっているアートなラベルはこのシャトーの特徴です。 ※ワインラベルのデザインは2027年12月に発表されます。 ムートン(Mouton)は、動物の羊が由来ではなく、古フランス語の「Motte」「Mothon」など、「小高い丘」を意味する言葉が由来で、実際に標高27mの頂きを中心に、なだらかで水はけと日当たりが良好な斜面に、河原石、小石、砂の混じる泥灰土石灰質土壌の素晴らしい条件からこの卓越したワインがうまれます。カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ16%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド1%が植樹されています。 そして2025年。温暖で乾燥気味の冬に始まり、春は多雨かつ温暖というコントラストのある条件の中で成長期を迎えました。萌芽は3月末とやや早く、その後5月から8月末にかけては安定した夏の気候が続き、開花からヴェレゾンまで非常に順調に進行します。夏の乾燥による適度な水分ストレスは、ブドウの粒を小さくし、果実に高い凝縮度をもたらしました。 8月末には気温の低下と適度な降雨が訪れ、ブドウはよりクラシックで均整のとれた成熟へと導かれます。そして収穫は9月5日から20日までという歴史的な早さで行われ、健全で完熟した果実が収穫されました。ただし乾燥した年であったため収量は抑えられ、特に水はけの良い区画では小粒化の影響が顕著に現れています。 2025年のアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン98%、メルロー2%。この極めて高いカベルネ比率はヴィンテージの個性を鮮明に示しており、アルコール度数は13.1%。熟成は新樽100%で18か月行われます。 グラスから立ち上がるのは、ブラックベリーやカシスといった完熟した黒系果実に加え、グラファイトやモカを思わせるムートン特有のニュアンス。味わいはフルボディで豊潤かつ凝縮感に満ち、力強さを備えながらも、引き締まった構造と節度あるエレガンスが見事に共存しています。 タンニンはきめ細かくクリーミーで緻密。豊かな日照と晩夏の冷涼さがもたらしたバランスにより、テロワールの個性が気候を超えて表現された、偉大なヴィンテージのスタイルを体現しています。 シャトー・ムートン・ロスチャイルド2025。それは、カベルネ・ソーヴィニヨンの気品と威厳が極限まで引き出され、ポイヤックの偉大さを堂々と示す、力強さと洗練を兼ね備えた傑出したヴィンテージです。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・ムートン・ロスチャイルド [2025] Chateau Mouton Rothschild | 3本セット・シャトーオリジナル木箱入
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254,100円
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税抜231,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・WA 97-99点 (ワイン・アドヴォケイト) ・JS 99-100点(ジェームス・サックリング) ・AG 96-98点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 1853年に名家“ロスチャイルド家”のイギリス分家に属するナタニエル・ド・ロスチャイルド男爵が、ポヤック村のこの地に所有権を得て“ムートン・ロスチャイルド”が誕生しました。 1855年のメドック格付けにおいて、特級格付け第2級に甘んじましたが、1973年に永年の多大な努力によりイメージ向上が尽力、第1級の昇格を実現し、現在はボルドー左岸・5大シャトーの一翼を担っているフランスを代表する生産者です。1945年より毎年異なる芸術家に描いてもらっているアートなラベルはこのシャトーの特徴です。 ※ワインラベルのデザインは2027年12月に発表されます。 ムートン(Mouton)は、動物の羊が由来ではなく、古フランス語の「Motte」「Mothon」など、「小高い丘」を意味する言葉が由来で、実際に標高27mの頂きを中心に、なだらかで水はけと日当たりが良好な斜面に、河原石、小石、砂の混じる泥灰土石灰質土壌の素晴らしい条件からこの卓越したワインがうまれます。カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ16%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド1%が植樹されています。 そして2025年。温暖で乾燥気味の冬に始まり、春は多雨かつ温暖というコントラストのある条件の中で成長期を迎えました。萌芽は3月末とやや早く、その後5月から8月末にかけては安定した夏の気候が続き、開花からヴェレゾンまで非常に順調に進行します。夏の乾燥による適度な水分ストレスは、ブドウの粒を小さくし、果実に高い凝縮度をもたらしました。 8月末には気温の低下と適度な降雨が訪れ、ブドウはよりクラシックで均整のとれた成熟へと導かれます。そして収穫は9月5日から20日までという歴史的な早さで行われ、健全で完熟した果実が収穫されました。ただし乾燥した年であったため収量は抑えられ、特に水はけの良い区画では小粒化の影響が顕著に現れています。 2025年のアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン98%、メルロー2%。この極めて高いカベルネ比率はヴィンテージの個性を鮮明に示しており、アルコール度数は13.1%。熟成は新樽100%で18か月行われます。 グラスから立ち上がるのは、ブラックベリーやカシスといった完熟した黒系果実に加え、グラファイトやモカを思わせるムートン特有のニュアンス。味わいはフルボディで豊潤かつ凝縮感に満ち、力強さを備えながらも、引き締まった構造と節度あるエレガンスが見事に共存しています。 タンニンはきめ細かくクリーミーで緻密。豊かな日照と晩夏の冷涼さがもたらしたバランスにより、テロワールの個性が気候を超えて表現された、偉大なヴィンテージのスタイルを体現しています。 シャトー・ムートン・ロスチャイルド2025。それは、カベルネ・ソーヴィニヨンの気品と威厳が極限まで引き出され、ポイヤックの偉大さを堂々と示す、力強さと洗練を兼ね備えた傑出したヴィンテージです。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・ラフィット・ロスチャイルド [2025] Chateau Lafite Rothschild | シャトーオリジナル木箱入
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94,600円
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税抜86,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・JS 99-100点(ジェームス・サックリング) ・AG 97-99点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・ラフィット・ロートシルトを筆頭に、世界屈指のワイナリーを展開するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)は、2018年に大きな転換期を迎えました。1974年からDBRを率いてきたバロン・エリック・ド・ロートシルトと、その右腕として長年グループの実務を支えてきたクリストフ・サランが退任し、その後を継いだのが、エリックの娘であり元ジャーナリストのサスキア・ド・ロートシルトです。当時まだ30代前半だったサスキアは、DBRが長年培ってきた伝統とエスプリを尊重しながらも、若い感性と現代的な視点を吹き込み、新たな時代を切り拓こうとしています。彼女の就任以降、DBRではアグロフォレストリーや生物多様性の推進、醸造設備の見直し、より精密な区画管理など、未来を見据えた改革が次々と進められています。 その象徴とも言えるのが、2025年のラフィットです。シャトーはこのヴィンテージを、「最後の切り札(Le bel atout)」と表現しました。2025年は、長年ラフィットを支えてきた旧醸造所で造られる最後のヴィンテージでもあり、まさにひとつの時代の終わりと、新たな章の始まりを象徴する年なのです。冬は十分な雨に恵まれましたが、春は非常に乾燥し、夏は厳しい暑さに見舞われました。しかし6月24日と7月20日の雨がポイヤックにもたらした恩恵は大きく、葡萄樹は極限の暑さの中でもバランスを保ちながら成熟を続けます。収量は低く抑えられましたが、その分果実は驚くほど凝縮し、偉大なポイヤックに求められる均衡と気品を備えたワインとなりました。2025年のアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン94%、メルロー5%、プティ・ヴェルド1%。ラフィットらしい圧倒的なカベルネ主体の構成でありながら、アルコール度数は抑制的で、クラシックな緊張感とフィネスを感じさせます。萌芽は4月6日、開花は5月30日、ヴェレゾンは8月1日、収穫は9月2日から20日にかけて行われました。グラスから立ち上がるのは、カシス、ブラックチェリー、杉、葉巻、黒鉛、そしてラフィット特有の繊細なスミレのニュアンス。口に含むと、果実は驚くほどピュアで精密、タンニンは完全に溶け込み、凝縮感がありながらも羽のような軽やかさを備えています。長く静かな余韻には、ポイヤック最高峰ならではの冷涼感と知性が息づいています。サスキア・ド・ロートシルトが率いる新時代のDBR、2025年のラフィットは、その新たな物語の幕開けを告げる、極めて象徴的なヴィンテージと言えるでしょう。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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【プリムール】シャトー・ラフィット・ロスチャイルド [2025] Chateau Lafite Rothschild | 3本セット・シャトーオリジナル木箱入
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283,800円
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税抜258,000円
- 木箱保管可能
- プリムール
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- タイプ
- Red wine
- ヴィンテージ
- 2025
・お届け予定:2028年(2年後)秋から冬 ・JS 99-100点(ジェームス・サックリング) ・AG 97-99点 (アントーニオ・ガッローニ) ・TERRADA WINE STORAGEへのお預け入れが可能です。 ・TERRADA WINE STORAGE 限定サービス「木箱保管」 対象商品です。 ・日本への輸送は低温管理された船便(リーファー輸送)を使用します。 ・表示価格は各種輸入費用や税金を含めた総額です、追加費用はございません。 ・写真はイメージです。 シャトー・ラフィット・ロートシルトを筆頭に、世界屈指のワイナリーを展開するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)は、2018年に大きな転換期を迎えました。1974年からDBRを率いてきたバロン・エリック・ド・ロートシルトと、その右腕として長年グループの実務を支えてきたクリストフ・サランが退任し、その後を継いだのが、エリックの娘であり元ジャーナリストのサスキア・ド・ロートシルトです。当時まだ30代前半だったサスキアは、DBRが長年培ってきた伝統とエスプリを尊重しながらも、若い感性と現代的な視点を吹き込み、新たな時代を切り拓こうとしています。彼女の就任以降、DBRではアグロフォレストリーや生物多様性の推進、醸造設備の見直し、より精密な区画管理など、未来を見据えた改革が次々と進められています。 その象徴とも言えるのが、2025年のラフィットです。シャトーはこのヴィンテージを、「最後の切り札(Le bel atout)」と表現しました。2025年は、長年ラフィットを支えてきた旧醸造所で造られる最後のヴィンテージでもあり、まさにひとつの時代の終わりと、新たな章の始まりを象徴する年なのです。冬は十分な雨に恵まれましたが、春は非常に乾燥し、夏は厳しい暑さに見舞われました。しかし6月24日と7月20日の雨がポイヤックにもたらした恩恵は大きく、葡萄樹は極限の暑さの中でもバランスを保ちながら成熟を続けます。収量は低く抑えられましたが、その分果実は驚くほど凝縮し、偉大なポイヤックに求められる均衡と気品を備えたワインとなりました。2025年のアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン94%、メルロー5%、プティ・ヴェルド1%。ラフィットらしい圧倒的なカベルネ主体の構成でありながら、アルコール度数は抑制的で、クラシックな緊張感とフィネスを感じさせます。萌芽は4月6日、開花は5月30日、ヴェレゾンは8月1日、収穫は9月2日から20日にかけて行われました。グラスから立ち上がるのは、カシス、ブラックチェリー、杉、葉巻、黒鉛、そしてラフィット特有の繊細なスミレのニュアンス。口に含むと、果実は驚くほどピュアで精密、タンニンは完全に溶け込み、凝縮感がありながらも羽のような軽やかさを備えています。長く静かな余韻には、ポイヤック最高峰ならではの冷涼感と知性が息づいています。サスキア・ド・ロートシルトが率いる新時代のDBR、2025年のラフィットは、その新たな物語の幕開けを告げる、極めて象徴的なヴィンテージと言えるでしょう。 【2025年ボルドー総評】 「極限の気候下で磨き抜かれた凝縮とエレガンスが交錯する、21世紀のニュークラシック」 2025年は、過去50年で最低水準となる歴史的な低収量と、ボルドーが長年培ってきた最新のアグロノミー(農業技術)が交差し、不要な要素がすべて削ぎ落とされた「絶対的純度」を誇るヴィンテージとなりました。記録的な熱波と干ばつに見舞われながらも、アルコール度数は13.5〜14.0%というクラシックな数値に着地しました。極限の凝縮感を持ちながらも、過熟感のない鮮烈なフレッシュさを備えたこのワインは、かつての1986年のような圧倒的な長期熟成ポテンシャルと、2018年、2019年、2020年の三部作や真に偉大な2022年のような現代の精緻さを併せ持つ、「21世紀のニュークラシック」として、今後のボルドーワインの礎となるでしょう。一方で、生産量は例年の半分程度(25〜30 hl/ha)に落ち込んでいるため、世界的なアロケーション(割当)の争奪戦は免れません。 2025年ヴィンテージの特異な生育は、実は前年から始まっていたという生産者がいました。2024年春の天候不順が2025年の花芽形成に影響を与えたという見解です。それに加え、2025年夏の極端な干ばつが重なり、ブドウの実は非常に小さく凝縮しました。しかし、この過酷な水分ストレスがブドウに「生理学的ブロック(生育の停止)」を引き起こしたことで、皮肉にも糖度の急激な上昇(過熟)を免れました。そして8月末に降った「救済の雨」が、ブドウに完璧なバランスをもたらしたのです。 2025年の最大の特徴は、気候変動に対する「品種構成のパラダイムシフト」です。右岸では、メルローの過熟を避けるため、粘土石灰質に深く根を張るカベルネ・フランがブレンドの主役へと躍り出ました。シャトー・アンジェリュスやシャトー・ラフルールに代表されるトップシャトーは、この品種由来の鮮やかな酸と柔らかくも品のあるアロマで、猛暑の年とは思えない比類なき気品をワインに与えています。 左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンが極限的な気候の下で圧倒的な適応力を見せました。シャトー・マルゴーのように極限まで高められたカベルネの比率が、強靭な骨格を形成しています。また、晩熟なプティ・ヴェルドも完璧な成熟を迎え、シャトー・タルボではかつてない高いブレンド比率でワインにスパイスと深みを与えています。各生産者は抽出温度を極端に低く抑え、穏やかな醸造を行うことで、過去最高レベルのタンニン量を誇りながらも「カシミア」のようにシームレスで滑らかなテクスチャーを実現しました。 また辛口白の完成度の高さにも注目です。8月中旬という歴史的な早期収穫となりながらも、ソーヴィニヨン・ブランは豊かな糖度とpH3.1前後という見事な酸のバランスを両立し、猛暑の年にありがちな重さや単調さとは無縁の、鮮烈な緊張感と躍動感を備えました。柑橘やグアヴァを思わせる鮮明な果実味に加え、セミヨンは白桃やアプリコット、洋梨を想わせる豊かなアロマと厚みをもたらし、2025年の辛口白は「フレッシュさ」「輝き」「生命感」に満ちた、近年でも特筆すべき出来栄えとなっています。 2025年は、テロワールの保水力(右岸の粘土石灰質や鉄分層、左岸の深層砂利質)と、生産者の的確な判断がその品質を残酷なまでに分けた年となりました。しかし、非常に熟成のポテンシャルの高いヴィンテージであり、真のワイン愛好家やコレクターにとって世界的な争奪戦となることが、最大のリスクとなるでしょう。 ルグランは1880年の創業以来、ボルドーの地に深く根を張るネゴシアンとして、現地生産者との緊密な関係を築いてきました。2025年もまた、現地に駐在する専任スタッフが訪ね歩き、この極限の自然環境に立ち向かい見事に「古典的な美しさ」を抽出することに成功した稀少なワインを厳選して、皆さまのもとへお届けいたします。この歴史的ヴィンテージの真価を、ぜひご体験ください。
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