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エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ 1er ラ・ガレンヌ [2020]750ml (白ワイン)

酸味
甘み
ボディ

商品説明

ピュリニー・モンラッシェ最高峰の造り手「エティエンヌ・ソゼ」

ドメーヌ・ルフレーヴと並び、ピュリニー・モンラッシェでもっとも尊敬を集める造り手がエティエンヌ・ソゼだ。1903年に生まれたエティエンヌはわずかな畑を親から継承し、1950年頃にはそれを12haまで広げた。惜しまれながらも1975年に他界。ひとり娘はヴォルネイのボワイヨ家に嫁いだため、孫娘のジャニーヌが夫のジェラール・ブードとドメーヌを継ぐことになった。ところがブドウ畑はエティエンヌの娘、ジャニーヌの母であるマダム・ボワイヨの所有で、1989年に相続税の問題を解決するためにこれを3人の子供に分け与えることにした。彼女はドメーヌがバラバラになることを望んではいなかったそうだが、息子のひとり、ジャン・マルク・ボワイヨが相続分を自身のドメーヌに組み込んでしまったため、エティエンヌ・ソゼの畑は9haまで縮小。

ただでさえ需要に対して供給量が不足しているところにもってきてこの始末。顧客のことを思えば畑が減ったからといって簡単にアロケーションを3分の2にすることもできない。そう考えたジェラール・ブードとジャニーヌは、91年から買いブドウによりこれまでの生産量を維持する道を選んだ。しかも、ワインをドメーヌものとネゴスものに分けるのではなく、各クリマ、自前のブドウの不足分を買いブドウで補い、ワインを造ることにした。つまりドメーヌの看板を降ろすという潔い道を選んだわけだ。なんて律義な夫婦なのだろう。

2000年からジェラールの娘であるエミリーが、そして2002年にはエミリーの夫、ブノワ・リフォーがメゾンに参画。エティエンヌ・ソゼの次世代を担う。

「ピュリニー・モンラッシェ 1er ラ・ガレンヌ」は、同じく一級畑であるシャン・ガンの上部に位置し、標高325~350mとピュリニー・モンラッシェの最上部の斜面に位置します。表土から深さ約60cmほどまでは粘土が混ざっており、その下は石灰岩土壌で構成。造られるワインは華やかなアロマと上質な酸に、洗練されたミネラルを備えた、調和のとれた味わいに仕上がります。

Etienne SAUZET Puligny Montrachet 1er Cru La Garenne
エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ ラ・ガレンヌ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ピュリニー・モンラッシェ
原産地呼称:AOC. PULIGNY MONTRACHET
ぶどう品種:シャルドネ 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:白ワイン 辛口

ワインレポート:93 点
アモー・ド・ブラニーの上の斜面の頂上。標高が高くて表土の薄い0.99haから。リニアで引き締まっている。すがすがしくて、チョーキーな酸、正確で、塩気を帯びた味わい。レモン、ナッツ、白コショウ。エネルギーが透明感に包まれている。

2020の白は暑い夏と干ばつで熟度と酸が凝縮された。リンゴ酸が多くさわやか。むらがある赤より安定している。収量も恵まれた。過去ヴィンテージとの比較をたずねると、「2014のフレッシュ感と2009のアロマのミックスかな」と答えが返ってきた。

ライター山本 昭彦レビュー投稿日2022/06/ 7

VINOUS:(91-93) ポイント
(91-93)pts Drinking Window 2025 - 2045 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021)
The 2020 Puligny-Montrachet La Garenne 1er Cru offers scents of citrus fruit, pressed white flowers and a touch of hazelnut. This opens nicely in the glass. The palate is well balanced with a fine bead of acidity, taut and fresh with a discrete peppery finish that lingers in the mouth. Impressive energy here. Good potential. - By Neal Martin on October 2021