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ボランジェ ヴィエイユヴィーニュ フランセーズ ブリュット ミレジム 2007

酸味
甘み
ボディ

TERRADA WINEからのコメント

創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾン。フランセーズは、古木のピノノワール100%の一番搾りのキュヴェのみを使用し、最上の年にしか作られない限定品。ボランジェ社の英知を集めた逸品です。

商品説明

ボランジェは、創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンです。生産に必要なブドウの約70%を、シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュとプルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給しています。また、オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保ち続けられ、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表しました。継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルとすばらしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。

厳しい評価で知られるル・クラスマンはボランジェについて、ボランジェは、ヴュルテンベルク出身のドイツ人、ジョセフ・ボランジェによって1828年に創業され、その名がブランド名となった。品質にこだわる醸造元の代表格で、力強さ、収穫年に左右されない品格、また食前から食中にいたるまで楽しめる味わいと定評がある。ボランジェの品質を支えているのは150haにおよぶ広大な自社畑と、確固たる醸造方針で、その方針は1991年に倫理と品質の憲章として体系化されたノンヴィンテージのブリュットである「スペシャル・キュヴェ」は、同種のシャンパンの中では群を抜き、その品質の安定性には感嘆せずにはいられない。毎年リザーヴワイン(4年、5年、あるいは6年熟成)がかなりの割合でブレンドされ、堅固だが熟成しており開いている。アロマも上質で豊かだ。ドサージュをごく少量に抑えているため、喉ごしも実に爽やかである。もちろん他にもボランジェの名に恥じない名品がそろっている。「スペシャル・キュヴェ」は変わらずノンヴィンテージの鑑であり、奥行きのある、まっすぐで力強い味わいが見事である。

ヒュー・ジョンソン氏はボランジェについて、「アイ(Ay)に本拠を置くトップクラスのシャンパン会社。いかにもワインらしい強い風味をもつ。個性のはっきりしたスタイル。」


シャンパン ボランジェ ヴィエイユ・ヴィーニュ フランセーズ ブリュット ミレジム 2007年

グランクリュに格付されているアイ村の“ショー・ド・テール”と“クロ・サン・ジャック”の2つの小さな区画から収穫された、最高峰のピノ・ノワール100%から造られるブラン・ド・ノワール。

奇跡的にフィロキセラの難を逃れたこれらの畑は、「フランシュ・ド・ピエ」、つまり接木を行っていないブドウ樹が植えられており、手作業で耕作は行われます。収量は極端に低く、そのためブドウに格段の熟成度と力強さが備わります。アロマに複雑味を持たせ、熟成のポテンシャルを高めるため、古いオークの小樽で発酵・熟成を行います。セラーでの熟成期間は最低でも6年間、時にはそれ以上、オリの上で熟成させます。ルミアージュとデコルジュマンは手作業で行われます。

素晴らしい複雑なアロマ。まずライムの花とカモミールのフローラルなノートが感じられ、トリュフとアカシアのハチミツの香りへ発展。印象的な凝縮感、華やかで整ったバランス。砂糖漬けにしたレモン、タルトタタン、ジンジャーブレッドが感じられる。余韻が長くシナモンを想わせるスイートスパイスが感じられるフィニッシュ。素晴らしいリッチさと熟成感。