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ザ・コースト・ピノ・ノワール [2018] 750ml / The Coast Pinot Noir

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銘柄 ザ・コースト・ピノ・ノワール The Coast Pinot Noir
タイプ Red wine
ヴィンテージ 2018
品種
生産者 ボアーズ・ヴュー Boars View
生産地 アメリカ > カリフォルニア
容量 750ml
酸味
甘み
ボディ

商品説明

このプロジェクトが始まった理由はなんといっても、大きな可能性を秘めた「ボアズ・ヴュー」と名付けた
ソノマ・コーストの16haの畑を2007年に取得したことから。
現在のオーナーはフレッド&キャロル・シュレイダー夫妻とデヴィッド&ジュディ・ステイナー夫妻。
シュレイダー・セラーズの傘下では無く単独のワイナリーとなっています。
冷たい海からの霧が届く遥か上に位置し、海岸から二つ目の起伏の穏やかな斜面にあります。
十分な日照量が確保出来ながら、海岸からの冷涼な風や空気が上がってきて畑を包みます。
夏の熱波にも、この冷たい空気が葡萄畑を十分に冷やす事ができ、この立地条件がもたらすものは
非常に早い芽吹きから、収穫までの長く一定した気温の生育期間を確保できます。
そのため十分に熟し、成熟した葡萄を収穫できます。

土壌の構成は、ピノ・ノワールに最適と言われる細かい砂を含むゴールド・リッジ土壌に、
小石が含まれ水はけが非常に良い。一部の土壌には粘土質が混じる為、
そこには少量のシャルドネを植えています。
ピノ・ノワールはクラッシック・クローンのカレラ、マウント・エデン、スワンを採用。
シャルドネにはウェンテ。

ソノマ・コーストAVAの中のサブ・アペラシオン「フォート・ロス - シーヴュー/ Fort Ross-Seaview」
綺羅星のように輝く著名な畑が林立する。その中でも超レア・ワイン/ヘレン・ターリー女史の自社畑
「マーカッシン・ヴィンヤード」を上から望むような位置にある畑を「ボアズ・ヴュー」と命名。

今や引く手あまたのワインメーカーである「トーマス・リヴァース・ブラウン」は、
シュレイダー・プロジェクトには欠かせない存在。
自らのブランド「リヴァース・マリー」でもピノ・ノワールを作り、シュレイダーから始まり
今では自社畑となっている「アストン」ブランドでピノ・ノワールを造っています。
トーマスの手腕を持って、このソノマ・コーストのフォート・ロスーシーヴュー地区の
最大の特徴を表現する畑から究極のピノ・ノワールと少量のシャルドネが造り出されます。
トーマスはこの畑の開拓初期から、全ての畑での選択に関わっています。
彼の類いまれなる手腕を持って、この特徴的で伝説的な畑から、自然の産物としての
輝かしい葡萄を育て上げ、偉大なワイン造りへの最大の要素を導き出しています。

2018年は、ワインメーカーにとって夢のような理想的な年。
生育期を通して暖かく、極端な熱波も訪れず、適度な水分を維持し、
葡萄は均一に適正な樹勢と糖度レベルを維持できました。
温暖でゆっくりと生育が進む年は夏場の摘葉や間引き、葡萄の房を小さくカットするなどの
手間をゆっくりとかけることが出来、理想とする葡萄を見極め、
最適な収穫時期についてもゆっくりと判断ができました。

濃い赤系ベリーとかっちりしたタンニン、心地よいスパイスが複雑に調和した仕上がり。
クランベリーのコンポート、サンダルウッド、ラベンダーの香りがグラスから溢れ出します。
ブラックチェリー、ナツメグ、カリン、プラムペースト、ライラックのニュアンスが
幾重にも重なり、味わいは濃厚で、コーティングされたようななめらかな口当たり、
官能的な果実味、バランスの取れた酸味は食欲をそそり、伸びやかな余韻にはバラの花の香りが印象的。
豊かな果実味と熟考されたワイン造りを良く反映した豊かさと複雑性を持っています。
今も十分楽しめるが、長い熟成も期待できる1本です。

ジェブ・ダナック氏 : 95点