Domaine Robert Groffier Pere & Filsワインの商品一覧

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    • シャンボール・ミュジニィ・プルミエ・クリュ・レ・ゾー・ドワ [2011] ロベール・グロフィエ 750ml / Chambolle-Musigny 1er Cru Les Hauts-Doix

      • 63,800

      • 税抜58,000

      販売者
      青山ワインマーケット
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2011
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      シャンボール・ミュジニーの偉大なプルミエ・クリュ、レ・ザムルーズの最大の所有者、ロベール・グロフィエ。ドメーヌはモレ・サン・ドニに拠点を置きながら、シャンボール・ミュジニーの偉大な生産者として知られる珍しいドメーヌです。ボンヌ・マールに1ヘクタール、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズに0.5へクタール、そしてシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ1ヘクタールなど、計8ヘクタールの錚々たる畑を所有しています。 グロフィエ家のワイン造りは1930年代、ロベール氏の父ジュール氏がレ・ザムルーズや特級畑ボンヌ・マールなど優良な畑を所有しネゴシアンに販売したことに始まります。その畑を継いだロベール氏は、畑でブドウを栽培していれば満足という実直なヴィニロンたる性格でしたが、妻であるジョルジェット女史がドメーヌ元詰めを勧め、1973年からは自分たちの手で瓶詰を開始。彼女の指揮の下 醸造設備を整え、最新のコンピュータやテイスティングルームを備えた瀟洒なドメーヌへと生まれ変わり、素晴らしいワインの数々を生み出すようになりました。 そのワインは、ロバート・パーカー氏から「A.C.ブルゴーニュからグラン・クリュに至るまで、どのワインもテロワールを良く表現した最上のワインだ」と評され、今やルーミエやヴォギュエとも並び賞される、シャンボール・ミュジニーのトップドメーヌに昇りつめました。現在ロベール氏は実質ワイン造りから引退。息子のセルジュ氏が当主を務め、ボーヌの醸造学校で学んだ孫のニコラ氏が栽培と醸造を行っています。 ロベール・グロフィエでは、グロフィエ家の実直な性格が表れたような、表裏のない誠実なワイン造りが行われています。 畑はすべて有機栽培。ブドウの樹はブルゴーニュで主流なギュイヨ仕立てではなく、細い枝を4本残したコルドン仕立てを採用。 コルドン仕立てはブドウ房同士の間隔を広げることで風通しと日照を向上させるため、腐敗を防ぐ効果があり、同時に収量を抑えることも容易となります。収穫されたブドウは、ヴィンテージの出来に応じて100%~30%除梗を行い、破砕せずに8~12℃で約10日間ほどの低温マセレーションを施し、自生酵母による発酵を実施。新樽の使用は控え目で、村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40~50%、ボンヌ・マールで50~60%程度に抑え、果実本来の味わいを大切にしたワイン造りが行われています。 そうして造られるワインは、濃密で味わい深く、熟成のポテンシャルにも優れた出来栄え。凝縮感を保ちながらアペラシオンの特徴であるエレガンスや研ぎ澄まされたような美しい果実味を体現しており、まさに濃密な味わいと滑らかさを両立させた、究極のエレガンスと言える仕上がりです。 Chambolle Musigny 1er Cru Hauts Doix プルミエ・クリュのシャルムとレザムルーズの間に位置する1haの区画。樹齢は平均40年。非常に上品なブラックベリーとボイズンベリーの芳香がグラスを回すごとに強まっていく。口の中ではエネルギッシュな黒系果実と端麗なタンニンを感じる。特にミネラルのテクスチャーが卓越しており、石灰岩を舐めているかのような感覚が余韻までしっかり続いていく。フィネスと繊細さを兼ね備えたまさにシャンボールらしいワイン。

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    • シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ・デリカテス・デ・サブル / Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses Delicatesse des Sables

      • 242,000

      • 税抜220,000

      販売者
      信濃屋ネットショップ
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2022
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      『偉大なレ・ザムルーズ最大の所有者 シャンボール・ミュジニーの名手』 ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌですが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者でもあります。ドメーヌの歴史は現在、2004年からドメーヌに加わったセルジュ氏の息子ニコラ氏がドメーヌを担い4世代目に引き継がれています。今やルーミエ、ヴォギュエ、ミニュエと並び称され、世界最高峰のトップドメーヌとしての地位を不動のものとしています。 【グラン・クリュと言っても過言ではないレ・ザムルーズ】 ブルゴーニュラヴァーを魅了し続ける畑として有名で、特にグロフィエは世界最高峰のトップドメーヌとしての人気抜群のグロフィエは早期完売必至の貴重な1本です。しかし、残念ながら流通量が少なく入手が困難であるため、見つけたら絶対に逃してはならないワインと言っても過言ではありません。 今回より「レ・ザムルーズ」は 「粘土質土壌」と「砂質土壌」の2つの土壌に分けられてリリースされております。デリカテス・デ・サブルは砂質土壌。ミュジニー側の砂が多く含まれる区画。ブラックプラムとカシスの果実の特徴に、土や煙のニュアンスが加わる。テクスチャーはより力強く、熟度と深みが際立つ。

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    • シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ・グラス・デ・ザルジル /Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses Grace des Argiles

      • 220,000

      • 税抜200,000

      販売者
      信濃屋ネットショップ
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2022
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      『偉大なレ・ザムルーズ最大の所有者 シャンボール・ミュジニーの名手』 ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌですが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者でもあります。ドメーヌの歴史は現在、2004年からドメーヌに加わったセルジュ氏の息子ニコラ氏がドメーヌを担い4世代目に引き継がれています。今やルーミエ、ヴォギュエ、ミニュエと並び称され、世界最高峰のトップドメーヌとしての地位を不動のものとしています。 【グラン・クリュと言っても過言ではないレ・ザムルーズ】 ブルゴーニュラヴァーを魅了し続ける畑として有名で、特にグロフィエは世界最高峰のトップドメーヌとしての人気抜群のグロフィエは早期完売必至の貴重な1本です。しかし、残念ながら流通量が少なく入手が困難であるため、見つけたら絶対に逃してはならないワインと言っても過言ではありません。 今回より「レ・ザムルーズ」は 「粘土質土壌」と「砂質土壌」の2つの土壌に分けられてリリースされております。グラス・デ・ザルジルは粘土質土壌。ヴージョ側の粘土が多く含まれる区画。深いブラックベリーの果実味に加え、イバラ、土、ミントのニュアンスが感じられる。テクスチャーはしっかりとしていて、密度があり、タンニンが豊富。

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    • ドメーヌ・ロベール・グロフィエ シャンボール・ミュジニー 1er レ・センティエ [2016]750ml

      • 24,398

      • 税抜22,180

      販売者
      ワインセラーウメムラ
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2016
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      二コラに言わせると、2016年は、非常にクラシックなヴィンテージで、醸造も非常に容易であったと言う。 「熟成期間を経ることでしっかりとした骨格の良い味わいへと成熟し、時間と共に品質は向上の一途を辿っている。今の時点で既にテロワールの真髄がワインの味わいに余すところなく引き出されている。」ドメーヌのこの年の平均収量は、45hl/haで、全体的に低収量となった2016ヴィンテージにしては、非常に豊富な収穫量を確保することが出来た。(これは、干ばつの影響を受けて葡萄の果汁が不足し、収量僅か25hl/haとなった2015ヴィンテージよりも遥かに高い。)二コラ曰く、2016年の霜害によるダメージは実質上、皆無であった。グロフィエの畑では、コルドン方式で葡萄を短梢剪定しているため、霜が降った時には、まだ発芽をしていなかったことが幸いしたのだと言う。 品種:ピノ・ノワール100% 樹齢:80年 醸造:葡萄は、100%除梗せず房ごと圧搾し、熟成用の樽は、1/3の割合で新樽を使用。 センティエはボンヌ・マールの真下に位置する1級畑であり、テール・ルージュのボンヌ・マール以上にモレ・サン・ドニの性格を帯びる。フレーバーはカシス、ブラックベリー、ダクチェリーなど黒い果実。味わいも果実味の集中度が高い。タンニンはキメが細かいものしっかり感じられ、力強く、筋肉質でマスキュリンである。 ■コメント■ 紫の果実に焦がしたタンジェリンの果皮を思わせる香り豊かなアロマ。味わいは芳醇でフルーティな果実味と豊かなミネラルを湛えた凝縮感のある味わい。仄かな樹液のニュアンスが後味に香る。ボンヌ・マールの畑に隣接し、モレ・サン・ドニに類似するタイプの土壌を持つレ・サンティエのワインは、モレ・サン・ドニ特有の円熟した果実味に円やかなテクスチャーが特徴的。 ★ヴィノス91-93点 Vinous 2018年1月 深みのある鮮やかな赤色。レ・ゾー・ドワよりも一段と複雑味のあるワインで、ムスク、苺、ラズベリー、石を思わせるアロマと風味に、胡椒やスパイスの風味を帯びた獣肉のニュアンスが複雑味を添える。シルキーな質感を湛えた可憐なワインで、古樹ならではのクリーミーで凝縮感のある味わいと口当たり柔らかでバランスのとれた酸が美しく調和する。快活で透明感のあるテロワールの持ち味が引き出され、硬さを微塵も感じさせない。キメの粗いタンニンにピリッとしたミネラルが香る大ぶりで恰幅の良い後味が広がる。ニコラ・グロフィエ曰く、2016年のワインの中には、このキュヴェを始め5年程の瓶内熟成で香りや味わいが閉じてしまうものがあると言う。 ■2016ヴィンテージ情報■ 2016年は、4月27日にブルゴーニュを襲った霜の影響で、コート・ドール県やシャブリ地区では平均50%もの収量減となりましたが、この年は、畑の場所により収穫量に差が出た年で、例年通りの収穫量となった区域もあれば、収穫量の90~100%を失ってしまった畑もありました。この年、グロフィエの畑の平均収量は45hl/haで、干ばつの影響で収量が落ち込んだ前年2015年の25hl/haを大きく上回りました。近隣のワイナリーのように霜害による影響を受けなかった主な理由は、コルドン方式による剪定にあります。コルドン方式で短梢剪定を行うと、ギヨー方式で長梢剪定した場合に比べ発芽時期が1週間遅くなるため、霜の降りるタイミングでの発芽を避けることが出来ました。収穫は、9月29日より開始し、クオリティに関しても収穫量に関しても申し分のないヴィンテージとなりました。

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    • ロベール・グロフィエ シャンボール・ミュジニー 1er レ・ゾードワ [2016]750ml

      • 22,770

      • 税抜20,700

      販売者
      ワインセラーウメムラ
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2016
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      二コラに言わせると、2016年は、非常にクラシックなヴィンテージで、醸造も非常に容易であったと言う。 「熟成期間を経ることでしっかりとした骨格の良い味わいへと成熟し、時間と共に品質は向上の一途を辿っている。今の時点で既にテロワールの真髄がワインの味わいに余すところなく引き出されている。」ドメーヌのこの年の平均収量は、45hl/haで、全体的に低収量となった2016ヴィンテージにしては、非常に豊富な収穫量を確保することが出来た。(これは、干ばつの影響を受けて葡萄の果汁が不足し、収量僅か25hl/haとなった2015ヴィンテージよりも遥かに高い。)二コラ曰く、2016年の霜害によるダメージは実質上、皆無であった。グロフィエの畑では、コルドン方式で葡萄を短梢剪定しているため、霜が降った時には、まだ発芽をしていなかったことが幸いしたのだと言う。 品種:ピノ・ノワール100%  醸造:葡萄は除梗し、一部の樽に関しては熟成中のルモンタージュやピジャージュは一切行わず、1年物のオークの樽でシュールリー熟成させた後、ろ過・清澄せず瓶詰。 品種:ピノ・ノワール100% 平均樹齢:47~48年 醸造:葡萄は、50%は除梗して搾汁し、もう50%は除梗せず房ごと圧搾。熟成用の樽は、1/3の割合で新樽を使用。 レ・ザムルーズの北に隣接する1級畑だが、斜面の向きや小石の影響から「レ・ザムルーズより繊細」とニコラ・グロフィエは語る。たしかに色調もレ・ザムルーズより一段明るく、デリケートなタッチ。そういう意味ではよりシャンボール・ミュジニーらしい性格といえるかもしれない。ストレートな赤い果実の香りがその印象をさらに後押しする。 ■コメント■ 香りはスパイシーでいて豊かなミネラル感が溢れ、仄かな白檀のニュアンスが香る。口に含むと、赤果実やチェリー、チェリーの果皮を思わせる心地よくフレッシュな果実味がミッドパレットに感じられる。酸が全体の印象をしっかりとタイトに引き締め、仄かな塩の香りが余韻に広がる。古樹ならではの凝縮感のある果実味と、石灰質土壌を持つシャンボール・ミュジニィならではの女性的な味わいを兼ね備えている。 ★ヴィノス89-91点 Vinous 2018年1月 健康的なミディアム・レッドの色調。香りは黒果実よりも赤果実のニュアンスが色濃く感じられ、レッドラズベリーやレッドチェリー、ブラウンスパイスや珈琲の風味に、スモーキーなミネラルやなめし皮を思わせる仄かな還元香が複雑味を添える。飲み始めは口当たり柔らかで、ミッドパレットでよりタイトな味わいを増してゆく。ハーブやミントを思わせる青々としたニュアンスが生き生きとした快活さを添えるが、ジュヴレの村名ワインほどの軽快さはない。酒齢の若いワイン特有の収斂性がまだ若干感じられるが、塩気とミネラルを湛えた実に魅惑的な後味が広がり、どこまでも続く長い余韻を生む。 ■2016ヴィンテージ情報■ 2016年は、4月27日にブルゴーニュを襲った霜の影響で、コート・ドール県やシャブリ地区では平均50%もの収量減となりましたが、この年は、畑の場所により収穫量に差が出た年で、例年通りの収穫量となった区域もあれば、収穫量の90~100%を失ってしまった畑もありました。この年、グロフィエの畑の平均収量は45hl/haで、干ばつの影響で収量が落ち込んだ前年2015年の25hl/haを大きく上回りました。近隣のワイナリーのように霜害による影響を受けなかった主な理由は、コルドン方式による剪定にあります。コルドン方式で短梢剪定を行うと、ギヨー方式で長梢剪定した場合に比べ発芽時期が1週間遅くなるため、霜の降りるタイミングでの発芽を避けることが出来ました。収穫は、9月29日より開始し、クオリティに関しても収穫量に関しても申し分のないヴィンテージとなりました。

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    • ドメーヌ・ロベール・グロフィエ シャンボール・ミュジニー 1er レ・ザムルーズ [2018]750ml

      • 60,412

      • 税抜54,920

      販売者
      ワインセラーウメムラ
    • タイプ
      Red wine
      ヴィンテージ
      2018
      生産者
      ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
      生産地

      グロフィエはレ・ザムルーズ最大の所有者であり、表土の浅い急峻な斜面に畑をもつ。そのためか他の造り手のレ・ザムルーズと比べてたっぷりと日照を浴びた快活さが感じられる。よく熟したラズベリーやブラックベリーのニュアンス。しなやかで滑らかな喉越し。アフターフレーバーにミネラルのエレガントさが持続する。グラン・クリュ並みのステイタスに相応しいワインだ。 ■テクニカル情報■ 地区:コート・ド・ニュイ AOCシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ 品種:ピノ・ノワール100% 畑面積:1.12ha(樹齢80年の古樹と樹齢20年の若木が育つ) 醸造:葡萄は、ホールバンチ果汁を50%使用し、新樽率25%のオークの樽で熟成。 ■コメント■ 赤やオレンジ色の果実のアロマにロースト香、仄かなスモーク、砂利、胡椒のニュアンスが香る。スパイシーで凝縮感のある味わいで、ラズベリー、ブラックベリー、スグリの実を思わせる果実味に、トーストやロースト香の香ばしいニュアンスが香る。 ■2018ヴィンテージ情報■ (ヴィノス2020年1月10日掲載記事より|記者:ニール・マーティン) 私がニコラ・グロフィエのワイン作りに一目置くようになったのは、今から3~4年前のことだ。以前は、どちらかと言えば過度な抽出を行う傾向にあったが、ニコラがテロワールの個性を尊重したエレガントで張りのある、従来とは全く異なるスタイルへと転換させたグロフィエのブドウは、誰もが羨む素晴らしい土壌を持つ区画に植えられているため、才能ある醸造家の手に掛かれば、必然的にシリアスなワインを生み出すことが出来る。 「2018年は、2015年に似た年だが、より豊作で親しみやすさのあるヴィンテージだ。」グロフィエは、いつになく多弁に私にそう語った。「2018年は、2015年のようなヴィンテージだが、収穫量は2015年を上回った。この年は、予想以上に果汁の量が多く得られたが、シリアスなヴィンテージで、前年の2017年とは対照的な年となった。ワインは張りのある味わいを保っている。この年は、8月28日に収穫を開始し、9月2日までに非常に短期間のうちに収穫作業を終えることが出来た。アルコール度数は、平均13.0%程で、発酵期間を長くするためにほんの少しだけ補糖している。ワインに過熟し過ぎた感じはなく、畑で味わった時のブドウの個性を忠実に引き出せるように努力した。抽出は容易く行うことが出来た。」 ニコラ・グロフィエは、なかなか学識のある醸造家で、意見交換するには興味深い人物であるため、収穫が8月に始まるような早摘みのヴィンテージと今後の将来についてどのように感じているか尋ねてみたところ、次のような答えが返ってきた。「自分は9月末頃の収穫を好むが、8月末の収穫でも一向に構わないと思っている。たとえ地球温暖化の観点からみれば好ましくないことであったとしても、ブドウは温暖な気候を好むからだ。それよりも問題なのは、収穫日をいつにするか、その一点につきる。状況に応じて収穫の人手を動員できるようにしておかなければならない。自分が考える理想的なアルコール度数は、12.5%だ。というのも、13.5%だとピノ・ノワールの場合、少しくどくなってしまうからだ。」 全体的に、グロフィエの2018年ヴィンテージは、単に最高レベルというだけではなく、「花形スター」の部類に入る。ジュヴレ・シャンベルタン・レ・スーヴレなどは、村名クリュながらプルミエ・クリュの域に達している。シャンベルタン・クロ・ド・ベーズなどは傑出しており、大枚をはたいてこのワインを手にすることの出来た読者がもしいれば、ワインを開ける時にぜひとも招待してほしいぐらいである。 ★ヴィノス94-96 ポイント 2018年のシャンボール・ミュジニィ・レ・ザムルーズ・プルミエ・クリュは、ホールバンチ果汁の割合は50%と他のワインよりも少ないが、新樽率は他のキュヴェと同様に25%程。今の段階で、ボンヌ・マールよりもやや閉じ気味で寡黙なブーケを持ち、果実味は若干暗めだ。時間が経つにつれて仄かなヨードの香りが現れる。味わいはミディアムボディで、香ばしい赤果実と粒子の細やかな酸が感じられる。非常にピュアな味わいで、終盤に向かうにつれて柔らかな握力を増してゆく。実に素晴らしいエレガンスを持つアムルーズ。見事なワインだが、熟成期間を要するワインである。≪飲み頃:2026-2050年|2020/1掲載≫

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